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値千金のマル同点弾。死中に活を求める可変システムで敗戦を回避【レポート】

前向きな姿勢を崩さなかった安間貴義監督。かつて親しんだ小瀬のピッチで、10人でゴールを奪いに行く勝負に出た。

10月15日、FC東京は山梨中銀スタジアムでJ1第29節に臨み、ホームのヴァンフォーレ甲府と引き分けて勝点1を獲得した。

前半23分、永井謙佑のファウルで与えたフリーキックからリンスにヘディングでのゴールを許し、1点をリードされた。しかも44分には肘打ちの反則でピーター ウタカが一発退場。東京は残りの45分間をひとり少ない10人で戦い抜かなければならなくなった。

3-4-3でスタートした東京はウタカが退場したあとのわずかな時間を、ユ インスを中盤に下げた5-3-1でしのぐと、ハーフタイムに修正。徳永悠平に替えて前田遼一を送り込み永井謙佑との2トップとし、東慶悟とインスの組み合わせでドイスボランチを維持、そして最終ラインのチャン ヒョンスと丸山祐市のあいだに髙萩洋次郎が落ちたり中盤に戻ったりを繰り返す2-5-2と3-4-2の可変システムを採用し、数的不利を克服しながら同点ゴールを狙った。
するとインスを下げて交替で橋本拳人をピッチに送り込んだあとの後半15分、

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