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5戦負けなし!U-18から5人招集のU-23若獅子軍団、逆転ならずも1-1に追いつく【レポート】

中村忠監督の評価が高かったジャキット。

中村忠監督。

同点ゴールを挙げたリッピ ヴェローゾ。

ドリブルを強く意識し、実践した内田宅哉。

10月28日、FC東京U-23は味の素フィールド西が丘でJ3第29節に臨み、福島ユナイテッドFCと1-1で引き分けた。この日のメンバーはオーバーエイジ(OA)が不在。前半7分、ニウドのパスを受けた樋口寛規のシュートにニアを抜かれ、左右に揺さぶられて先制を許したが、4分後の11分に追いついた。得点場面はこの試合から国内リーグ戦復帰のU-17日本代表コンビが絡んだもの。久保建英のタテパスを受けた平川怜が右からドリブルで持ち込み、左にマイナス気味のパスを送ると、これをリッピ ヴェローゾが冷静に決めた。FC東京U-23は3連勝のあと苦しい内容の試合を2試合連続で引き分けとし、ここ5戦負けがない。
OAなしのFC東京U-23とメンバーを分け合ったFC東京U-18は同日、ヴィッセル神戸U-18を2-1で下して時之栖開催のJユースカップ3回戦を突破。若き俊英の闘気がこのクラブを支えている。

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岡崎慎が「久々に巧いチームと試合をした気がしました」と言うように、対戦相手の福島は東京よりもひとつ下の11位ながら、質の高いサッカーを披露。時間の経過による運動量の低下はあっても、90分間を通して強烈なプレッシャーをかけ、ボールを奪えば保持して東京を苦しめた。
しかし東京は負けなかった。中村忠監督は言う。
「ここ数試合、以前よりもよくなったところは、失点のあとに崩れなくなったこと。複数失点を喫していたものが、きょう(28日)は点を獲られたに獲り返すことができた。そこは評価できると思います。ただ、後半の途中で脚が止まってボールが動かなくなり、サポートや切り換えが遅くなるという、まだまだ足りない部分が多い試合になってしまったのも事実」

引いてよし、前からプレッシャーをかけてよし。この福島を相手に、なかなかゴール前にボールを運べなかった東京が、セカンドハーフの特に序盤は福島を圧倒した。勝機があったとすれば、

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