青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

東慶悟「負けてさらに強くなる」富樫敬真「見つめ直すいい機会」連敗を機に再出発を図る青赤軍団、札幌へ【J1第23節Preview】

 あす8月19日、FC東京は札幌ドームでJ1第23節に臨み、北海道コンサドーレ札幌と対戦する。連敗を止めるべく、勝点を獲得して東京に帰りたい。
 今シーズン、ミハイロ ペトロヴィッチ監督が指揮を執る札幌について、東慶悟は「サッカー自体はビルドアップの要素が加わっている」としつつも「ジェイや都倉(賢)さんがいると必然的に高さを活かそうとするボールが多くなる」と、従来あったクロスや長いボールを警戒する。
 守備面についても昨年までの堅固な特長が残っていると考えたほうがいいのかもしれない。長谷川健太監督は「前回ホームで対戦したときはある程度深い位置でブロックをつくり、戦ってきた」と、札幌が後方に引いた守備の時間を長くする可能性も考えている。しかし長谷川監督は「相手がどう出てくるかはもちろん考えていますが、大きく変えるつもりはない」とも言っている。ケンタ東京は、今シーズンここまで追求してきたサッカーの質を高め、札幌にぶつけていく覚悟だ。

 前節から中三日とあり、調整を重視して準備を進めた青赤軍団。回復させた体力をいかに賢く使い、試合を運ぶかが勝敗を分ける。長谷川監督は後半アディショナルタイムの失点で敗れたガンバ大阪との戦いを思い起こし、こう言った。
「前はどんどん(ゴールを)獲りに行っていい。しかし、うしろの選手は最低でも勝点は(獲得する)、というところを念頭に置きつつ、しっかりとクローズできるかがすごく大事だと思います」
 攻め疲れた終盤、一瞬の隙を衝かれて失点する最近の傾向について、富樫敬真は「特にこのあいだの試合は連戦の疲労が後半に出てきた。ああいうときに交替の選手がフレッシュなパワーを使い、流れをよくしないといけない」と言う。交替カードをいかに切り、途中出場の選手がその期待に応えるか。人数が不足した前節は、本来はスーパーサブとなるべき2トップが先発。ゲームプランの立案が難しい状況だったが、今節はどうなるだろうか。
 守備の意識も問題だ。キックオフ時点では

(残り 1762文字/全文: 2590文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ