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【千葉vs山形】レポート:「幻」

明治安田生命J2リーグ 第17節
6月8日(水)千葉 3-0 山形(19:00KICKOFF/フクアリ/7,684人)
得点者:13’エウトン(千葉)20’エウトン (千葉)79’町田也真人(千葉)
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ジェフ千葉は6戦負けなし、モンテディオは8戦負けなしと、5月を無敗で乗り切ってきた両チームだったが、序盤の攻防で大きく明暗が分かれることになった。

序盤のディフェンスは、モンテディオは様子を伺いながら前からプレッシング、千葉はラインを少し高めに設定して中盤でブロックを敷き、奪ってから早く攻める狙いを持っていた。
その中で最初に差がでたのは技術の差だった。グラウンドに撒かれたスリッピーなピッチに苦しんだこともあってミスが多発すると、こぼれ球を拾われて、確実に前線のエウトンや長澤に収められ、あるいは井手にドリブルで運ばれてカウンターを受け、ゴール前に持ち込まれた。

ただ、失点するまではカウンターにも冷静に対応できていて、6分にはカウンターを自陣で奪ったあと、汰木を起点に伊東のシュートまで持ち込んだり、11分にも長澤が受けたボールを川西が後ろからカットすると、受けたディエゴがそのままカウンターを仕掛けてシュートまで持ち込むなど、守備が悪かったわけではなかった。

しかし、攻撃面のミスが致命的になり、千葉の戦術にもハメられたのが13分の最初の失点の場面だった。

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