【山形vs松本】レポート:我慢比べで隙を見せれば
■2016明治安田生命J2リーグ 第38節
10月30日(日)山形 0-1 松本(14:04KICK OFF/NDスタ/7,257人)
得点者:83’三島康平(松本)
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■試合ハイライト(スカパー!公式)
「互いに我慢の続く内容だったと思います。その展開も1点勝負もしくはロースコアも覚悟していました」(松岡亮輔)
モンテディオはJ2残留のために、松本はJ1自動昇格のために。現在の立場は違えども、シーズン終盤戦ということもあって我慢比べ、焦らしあいの展開となった。
中央でのセカンドボールの争いではモンテディオが一歩優位に立つ。アルセウディエゴが競り負けなかったことと、松岡が献身的にセカンドボールを拾ったこと。その近くの川西、アルセウが受けて、相手ボランチのギャップにパスを通しながらディエゴに起点を作らせていたからだ。大黒が相手のDFを押し下げて出来たバイタルのスペースも使えており、サイドよりも中央から起点の突破の方が利いていた。
一方で松本の攻撃は空中戦では高崎をターゲットに工藤や山本を走らせる形が多く、そこから得意のセットプレーの形を何本も獲得する。こういったセットプレーでのこぼれ玉を奪い返す狙いも松本は持っていた。このため、双方ともボールを奪い返してからショートカウンターを仕掛け続け、それを上回る攻守の切り替えで凌いでボールを切り続けるという我慢比べになった。
ただ、モンテディオは風の影響と自分のミスがあって、サイドにボールが流れることも多く、縦にスイッチを入れられない時は押し込まれるというもったいない場面も目立っていた。
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