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【山形vs福岡】レポート:「スコアレスドロー」と「スコアレスドロー」の間で

■2017明治安田生命J2リーグ第5節
3月26日(日)山形 0-0 福岡14:03KICK OFF/NDスタ/6,110人)
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前節・讃岐戦は、相手の戦術に苦しみながらのスコアレスドロー。開幕戦勝利のあと、3試合連続で引き分けが続くモンテディオは、ホーム初勝利をめざし福岡と対戦した。

まずは福岡。開幕から4試合は4-4-2で戦ってきたが、この1週間のトレーニング中にセンターバックの岩下敬輔、ボランチのダニルソンに「少し違和感が出た」(井原正巳監督)ことで出場を回避。センターバックはもう1枚、冨安健洋がU-20日本代表に招集されているために不在となっていたが、メンバーの変更が避けられないこともあり、3バックへの変更となった。また、前線は「今日は2トップとトップ下というシステムをとった」(井原監督)と3試合連続ゴール中のウェリントンと松田力が2トップ。トップ下の石津大介は2トップとポジションを流動的に入れ替わるが、おもに左サイドでプレー。右サイドはボランチから山瀬功治が適時高い位置を取ることでバランスを取った。

福岡はウェリントンへのロングボールが有効な攻撃パターンの一つ。そのウェリントンはスタートから右サイドにポジションを取った。「自分自身、身長が大きくないので『狙われるな』と思った」と茂木力也。188センチと174センチのマッチアップ。高さの違いは如何ともし難く、何度かフリックでボールをつながれはしたが、「対応の部分で先に動くとか予測を意識しよう」と茂木は果敢にアタックし続ける。18分には、ウェリントンと競った直後にいち早い反応でこぼれ球をゴールラインまで追い、25分には空中での競り合いでウェリントンを倒す気迫を見せた。

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