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【長崎vs山形】プレビュー:浮上か停滞かの分水嶺。6戦負け無しを目指し広角攻撃を。

■2017明治安田生命J2リーグ第6節
4月2日(日)長崎vs山形14:00KICK OFF/NDスタ)
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今年のJ2リーグが開幕してから一ヶ月が経ち、日程は全体のおよそ8分の1にあたる5節を消化した。モンテディオ山形はこの間1勝4分勝点7を獲得し、順位は12位。開幕戦で勝利した後は4試合連続で引き分けており、ここ2試合無得点と言えば苦しい状況だが、開幕5試合無敗はクラブ新記録でもあり、今季まだ無敗なのも事実だ。

開幕から5試合での収穫と課題は明確だ。収穫は5試合で47本と1試合平均で9.4本のシュートを浴びながら、失点が3と少ない守備面。前線のハードワークとGK児玉とCB菅沼を中心に連動しながら、最後の局面でも体を張れている。スコアレスドローとなった前節福岡戦もその守備面が機能し、ウェリントンを中心とした福岡の攻撃陣を、モンテディオの守備陣が連動してシャットアウトできたのは大きな自信になるだろう。

課題は5試合27本と1試合平均5.4本に落ち込んでいるシュート数からもわかる攻撃面。フィニッシュの回数自体が少なく、攻撃が単発で波状攻撃も少ない。ビルドアップから確実に相手陣内までボールを運び、ボールを回しながら攻撃を続けたい木山監督の攻撃の狙いはまだ実現しておらず、途上にある。試合ごとに一つずつでもテーマを解消させながら堅実な積み重ねをしている最中だ。

長崎戦に向けた今週の練習では「右サイドだったら右サイド、左サイドだったら左サイドという攻撃が多かった」(本田)という前節の反省を受けて、攻撃面の改善に取り組んでいる。

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