山梨フットボール

悔しい気持ちを糧に、勝てば繋がる、勝ち続ければ増える公式戦のチャンスを掴みとる第一歩【2017JリーグYBCルヴァンカップ/Bグループ 第5節 神戸対甲府 プレビュー】

【2017JリーグYBCルヴァンカップ/Bグループ 第5節 神戸対甲府 プレビュー】

5月10日(水曜日)神戸対甲府(19:00KICK OFF/ノエビアスタジアム神戸)

2017JリーグYBCルヴァンカップ/Bグループ 第5節 甲府先発予想布陣

がないルヴァンカップ。現在Bグループ・勝点2で6位の甲府がノックアウトステージ進出チームを決めるプレーオフ(グループ1位は自動で、2位と3位がAグループの2位と3位とたすき掛けでH&Aで戦う)の権利を手にできる3位を目指すには、今節を含む残り3試合(神戸、新潟、鳥栖)で、運が良ければ2勝1分、普通に考えて3勝が必要な状況。この状況で吉田達磨監督はちょっと無理をする布陣を組むのかと思ったが、「無茶苦茶なことをして(戦い方が)壊れることは監督として望んでいない。無茶をしないというのを僕が持っていないと――無茶をしようと思えばメンバー編成でも何からでも(疲労度の高いリーグ戦のメンバーを起用するなど)無茶ができるかもしれないけど――メンバー的にはいくつかの制約がある。他のチームが気にしないとこを気にしないといけない(U-21枠とプロA契約選手を6人以上起用すること)。そんなに自分たちから逸脱しない試合にしたい」とコメント。

ょっと意外というか、現実的なんだなぁと思った。J1残留が見えたわけでもなく、まずはJ1残留が大事だし、戦い方が身に付きつつある今のサッカーを大事にしたいという判断。その中でカギになるのがJリーグのベストメンバー規定にある「プロA契約の選手を6人以上先発させる」ということ。ルヴァンカップ第4節(横浜FM戦、0‐1●)でも書いたが、甲府は経験ある選手の中にプロB契約の選手が少なくないということ。前節は畑尾大翔を入れてプロA契約選手が6人になったということだと思うが、今節は新里亮が先発見込みで、新里で6人になるはず。

尾がもし先発なら中2~3日での公式戦4連戦になるし、週末にはリーグ横浜FM戦があるので5連戦になるのでさすがに厳しい。チャンピオンズリーグとリーグ戦を戦うヨーロッパのトップクラブの選手でもさすがに1試合くらいはベンチに座る。磐田戦の翌日(5/8)、吉田監督に「さすがにルヴァンで畑尾は…」と聞くと、「それでも、『行きます』って言って欲しいですけどね。今日どんな顔して練習をしているのか。まぁ、あえて見なかったですけどね」とサラッと言った。本心がどこにあるのか分からないけど、なかなかハードな監督…。

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