山梨フットボール

吉田達磨監督、「島川選手は汚れ役をやってくれました。まぁ、汚れてますからね(笑)」【無料記事 5月30日の練習場から 吉田達磨監督 コメント】

吉田達磨監督コメント

――ルヴァンカップ鳥栖戦はモチベーションが難しい試合になると思いますか?

「そこは難しくなくて、モチベーションは問題ないと思っています。相手も強いし、試合に出たい選手もいるし、この試合に出られなければ悔しいという試合ですね」

――新井涼平選手のボランチ起用など変化も少しあります。この試合の狙いはどこにありますか?

「いろいろなチャレンジをしてみたいし、テストもしてみたいし、ここに賭けている選手もいるのでそういったバランスを見ながらやりたいです」

――鳥栖は柏U-18出身で山形と柏でプレーしてきた太田徹郎選手が先発しそうですが、よく知る選手ですよね?

「そうですね。今はカップ戦中心で出ていますが、J1で100試合くらい出ている選手ですからね。基本的なテクニックは持っている。山形で成長した選手で、地道だけど、お調子者でもある(笑)。島川(俊郎)選手とムチャクチャ仲がいいんですよ」

――島川選手は戦術確認では入間川景太選手(U-21枠)のポジションに入っていたので、一瞬「先発か?」と思ってしまいました。

「入間川選手は、学校(高校3年)があって練習に来られなかったんです。試合当日も学校に行ってから中銀スタジアムに来る。(ルヴァンカップの前日と当日)同じ曜日ばかり学校を休めないみたいなんです。このU-21枠というルールは(U-21でプロの試合に出場できるレベルの選手が少ない)弱者のことはあまり配慮されていないのかなぁと思います。(戦術確認では)島川選手が先発組の入間川選手のポジションに入りましたが、僕と島川選手の関係だから(入間川)景太の代わりにやってくれた。普通、プロ選手が自分が出られないポジションに入って、それも高校生の代わりに入って、試合になれば高校生にスイッチするなんて、やってられない気持ちになる。(チームの人間関係が)崩壊しかねない。(チームに2人しかいないプロ選手のU-21・森晃太、熊谷駿がケガで不在という)こういうケースがあることもルールを考える時に配慮して貰いたいですね。これで、「U-21枠をもう一つ増やそう」とかになれば(試合のクオリティを保つことが難しくなって)とんでもないことになる可能性もある。(戦術確認で)入間川選手のポジションにコーチを入れることも考えたけれど、それだとリアリティが出なくなる。島川選手は汚れ役をやってくれました。まぁ、汚れてますからね(笑)」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ