山梨フットボール

ウイルソンが練習合流【無料記事 7月25日の練習場から】

【7月25日の練習場から】

7月25日も海野一幸会長がポケットマネーで桃を差し入れ。スタッフ用を含めて10箱近くあったので相当な量(金額も…)。ブラジルでは酸っぱい桃が普通らしいが、山梨の甘い桃を知ってからエデル・リマは毎回3~4個持ち帰っている。桃パワー=ゴール=希望

 

夏は子供も大人も暑さとの戦い。そして、芝生の上で戦う我らの選手も同じ。気象庁のHPを見ると午前10時の甲府市の気温は31,3℃、湿度55%だが、空には雲が多く風もなかったので練習場(山梨大学医学部G)では数字以上に暑苦しく感じた。約90分間の全体練習が終わって引き上げてきたときの練習着は汗でベトベト。いつもなら、乾いた練習着に着替えて自主練習を始めるけれど、この日はみんな疲れ果てていて、ほとんどの選手はクールダウンのジョギングだけ。吉田達磨監督は、そんなに厳しい練習をしたつもりはないという雰囲気だったけれど、常に考えて動くことを要求されるメニューに選手も手を抜くことなく挑むから疲労する。プレッシャーが掛かりやすい狭いエリアで高いテンションで練習し、広いエリアの本番ですぐに実践するのは簡単ではないけれど、必要な要素は練習に全て含まれている。4対4でも8対8でも給水時に選手間で、「さっきのあそこは俺がもっとプレッシャーに行けたね」なんて会話が当たり前になっていて、見た目で分かり難いがスペースを支配するための進化は積み重なっている。問題は鹿島戦でそれを発揮できるかどうか。やってみないと分からないが、積み重ねを信じて挑むだけ。相手が上回れば受け入れて、質や連携を高める練習をもっとやるだけ。

サイドの選手とFWは全体練習後にクロスからのシュート練習を行っていたが、ここはクロスの精度と決定力を高めるための個人の部分。J1リーグでは個の部分で上回られることも少なくはないが組織でカバーするだけでなく、真正面から取り組むことは重要で、少しずつの前進に期待。試合中には「あ~あっ」といいたくなることもあるが、「あ~あっ」では何にもプラスはない。応援している選手を傷つけるだけ。そういうときはグッと堪えて、いいボールの時に「お~っ」って感じで盛り上げていきたい。何しろ、今はゴール前で選手が冷静な強気で挑めるようにすることが大事で、サポーターの声でゴールを決めさせる、勝たせる試合を創っていきましょう。今週末の鹿島戦はアウエーだけど、G大阪戦(第20節、8/5)と浦和戦(第21節、8/9)はホームゲーム。鹿島戦からポジティブスイッチをオンにして一押しして勝たせましょう。
(松尾潤)

7月25日の練習からウイルソンが合流。2部練習の別メニューで追い込んできた。キレやシャープな動きが戻ってきたかどうかはちょっと見ただけでは分からないが、体重は82キロから80キロに絞ったウイルソン。みんなで声を掛けてウイルソンをノセて決めさせたい。鹿島戦は「頭で決める」と宣言。こういうことを言えるメンタルであることが嬉しい。

 

コーンで作るゲートがいっぱいの8対8+8サバ―のゲーム。動く距離は短いが、ボールが止まらず動く回数や細かいポジション修正が多くて、ある選手は「これが一番(フィジカル的に)効いた」と話していた。

 

全体練習後、暫くまったりする選手たち。蒸し暑い中の変則8対8など頭と身体を使い切って、搾り出した感じ。

 

残念ながらジュニオール・バホスの短期間復帰は難しそう。近日中にリリースが出ると思うが、最低でも1か月はかかるのではないか…。

 

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