吉田達磨監督が明確にしておきたいこと…【無料記事 8月15日の練習場から】
【8月15日の練習場から】
吉田達磨監督が明確にしておきたいこと…
広島戦に向けてスタートしたオフ明けの8月15日。京都の病院で手術後、リハビリを続けていた黒木聖仁が山梨に戻ってきて別メニューで復帰に向けたリハビリを開始。このことが一番の新鮮ニュース。広島戦には絡めないが後半の中盤以降に先発争いに加わることを期待したい。また、気になる高野遼について吉田達磨監督は、「広島戦は難しいと思うが、それぐらいで済めばいいと思っている。まだ検査が終わっていないので最終的なことは分からない」と濁し気味…。濁さず、明確に話したのは、札幌戦の失点の起点となったスローインについて。あのスローインは吉田監督がボールを拾ったところがポイントで、マセードがボールボーイからボールを受けてスローインしたところは、「(ポイントから)8メートルくらいズレているから」という話(テレビ画面では確認しにくい)。ボールボーイは正当な仕事をしたが、8メートルもズレているならレフリーが笛でやり直しを命じるべきだったということ。そのままやり直しがなく、敵味方数人が吉田監督が拾ったボールがスローインで使われると思っていたまま、「あれっ、(違うところから)始まっちゃった」で、インプレーになったことが問題、という話だ。ピッチ内の選手がどっちのボールからスローインになるのか少し混乱したまま、ポイントが8メートル近くズレていた位置からスローインが始まり、やり直しをレフリーが命じなかったことはレフリーの仕事としてどうなのか。甲府は結局この大きくポイントがズレたスローインから失点している。得点・失点、勝ち負け、残留・降格に関わることだけに、こういうことがあって選手が失点に関わってしまったという事実を吉田監督は明確にしておきたいし、正当なスローインが行われていれば自分たちの選手は隙は作らなかったという自負があるからだ。