▽[殺し屋日記] 柳下毅一郎の12/18-31 『ホビットの冒険~スマウグの荒らし場』・『アイム・ソー・エキサイテッド!』・新橋ロマン・『永遠のゼロ』
12/18(水)
新宿バルト9で『カノジョは嘘を愛しすぎてる』。
原作の青木琴美って『僕は妹に恋をする』とか『僕の初恋をキミに捧ぐ』とかキチガイみたいなラブストーリー書いてる人だというので、そっち方向の展開を期待したのだが、できそこないの『NANA』みたいな地味な話だった。
12/19(木)
新宿ピカデリーで『ホビットの冒険~スマウグの荒らし場』というか第二作の完成披露試写。
期待の超大作ということでかなり気合いを入れていったのだが会場はガラガラ、1/3しか入っていない大惨事であった。たぶん試写状を絞りすぎたんじゃないかと思うのだが、ひょっとしてオタク以外、世間の人はだれも興味持ってないんだろうか……?
だが映画のほうはスマウグさん(とレゴラスさん)大活躍の一大アクション叙事詩でたいへん素晴らしい。スマウグさん最高。スマウグさんの吐く炎は、おそらく過去のCGによる炎表現の最高峰にあるすばらしさ。いやーいいもん見たな~ やはり「三部作は第二部がいちばんおもしろい」の法則にまちがいはなかった。まあ、問題はこれもうほとんど原作と関係ない、ということである。まあ、そういう細かいことは気にしない!
今回はじめてハイフレームレートで見たんだが、異常にビデオっぽく(というかセットっぽく)見えてうーむ、という感じ。でも後半のCGラッシュはHFRの実力発揮で、どっちを選ぶか悩ましいところ。まあ、2時間40分HFR見てると目が疲れる…というのが実際のところではあるが。
12/20(金)
渋谷ショウゲート試写室でペドロ・アルモドバルの『アイム・ソー・エキサイテッド!』。
機内を舞台にしたワンセットのドラマなんだけど、乗客は全員キチガイ、乗員は全員ホモ。まあそういう映画だ。機内で見たい。
12/21(土)
東京堂書店神田神保町店へ。
『定本何かが空を飛んでいる』刊行記念の稲生平太郎トークショーで聞き手をつとめる。
本のすばらしさはいまさら語るまでもないのだが、稲生さんのトークのおもしろさはそれをもはるかに越える。まあ面白かったんじゃないか。いちばんおもしろいはずの稲生さんの昔話は封じられてしまったので、それだけが心残り。
終了後、打ち上げでは神田のSF Bar FLUX へ。コアを光らせたりしてみる
12/24(火)
クリスマスイブなので新橋ロマンへロマンポルノを見に行く。
『愛欲の罠』と『暴行切り裂きジャック』の二本。
もう一本は『ダッチワイフ・レポート』で大和屋特集かと思ったが、よく考えたらこれ不能映画特集ですね。
12/25(水)
クリスマスなので代官山UNITへ。
ジムOクリスマスデイ。
お歳暮もらったらキラカードだった!
12/27(金)
渋谷のカフェで友達の忘年会に顔を出す。
深夜、バルト9で『永遠の0』
キモイ!キモ過ぎる! このキモイ男女関係にみんな泣くとか本当なの?
12/29(日)
50回目の誕生会を新宿の中華料理屋で盛大に祝わせていただく。
twitter見てきてくれた初対面の人までいて大盛り上がり。
みなさんありがとうございます。
12/30(月)
まだ誕生日が続いているので西葛西の焼き肉屋で大森望一家ほかとささやかに焼肉宴会。
12/31(火)
四谷アーバンで年越し。
みんなで紅白を見ていたら、なぜかカツヲの肌荒れチェックがはじまってしまった。
年が明けて須賀神社に初詣。みなさま良いお年を。