2013年12月30日 19時04分　
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【試合を終えて】

MF 7 兵藤 慎剛

「いつもいいと ころで負けていて、一歩届かないことが多かった。でも今日勝っても何も獲っていない。次の試合が一番大事。元日に試合をできるのは日本に2チームだけ。そ の幸せをかみ締めて戦いたい。鳥栖はリーグ終盤に調子が良かったので嫌な相手だった。予想したとおり0-0の時間が長かったけど、ここ2年は準決勝で負け ているので、その経験が生きたのかなと。前半は自分たちがボールを持っていたのでそこで点を取れたらラクになっていたけど、相手も体を張って守っていた。 リーグ戦で優勝を逃したときはメンタル的にも落ち込んだけど、4日間のオフで気持ちを切り替えて練習を再開した。サッカーの悔しさはサッカーでしか晴らせ ない。（得点について）奈良輪が自分を飛ばしてフジくん（藤田）にボールを入れた瞬間からイメージしていた。ゴール前だったし、強いシュートはいらなかっ た」

樋口 靖洋　監督

「1ヵ月前にここで6万2千人のサポーターに悔しい思いをさせてしまった、自分たちも悔しい思いをした。試合直前の言葉で、選手には1ヵ月前の悔しさを晴らそう、サポーターと元日に向かおうと話した。鳥栖は最近の公式戦で6勝1分けと調子が良く、負けていない。そういう相手にどれだけスタイルを出せるかがポイントだった。セカンドボールを跳ね返して前に向いての守備はしっかり徹底してできたと思う。欲を言うのなら攻撃は裏をもう少しとれていればと思ったが、試合全体では高く評価したい。決勝は藤田がいないが、彼の分も全員で力を合わせてタイトルをとりたい。日産OBとして、天皇杯の日産と呼ばれてきて、OBからは元日が楽しみと言われてきた。タイトルを取りたい」

DF 4 栗原 勇蔵

「（交代について）最初にキム・ミヌがシュートを打ったときにスライディングして右足首をひねったみたい。ボールに当たったわけではないし、自分でもちょっとわからない。そのあとも30～40分できたから重傷ではないと思う。でもハーフタイムになっても痛みがあったので迷惑をかけられないので交代した。終わって痛みもないし、次は大丈夫だと思う。半分しかやっていないので、みんなより元気だから、次は点を取れるかも（笑）。いつもここで負けていたので決勝に進めてよかった。元日は初めてだから楽しみ」

MF 25 中村 俊輔

「自分たちが前からプレッシャーをかけると、鳥栖はストッパーからのロングボールで豊田くんの頭と両サイドハーフを使う形で勝ち上がってきていた。でもウチはボンバー（中澤）も（栗原）勇蔵もファビオもほとんど競り勝っていて、セカンドボールも拾えていた。お互いがストロングポイントを出した結果、勝てた。後半の途中に相手の時間帯になってセカンドボールを拾われたけど、その時間帯に点を取られなかったことが大きかった。最後は引いてあいてのロングボールを受ける形になったけど、前は前で行こうと。そうすれば相手がロングボールを蹴る位置が低くなって、ヘディングで競る位置が高くなる。あの時間帯は相手も前がかりになるし、1-0よりもよかったと思う。抜けたとわかったし、時間も時間だったのでシュートで終わったほうがいいかなと、リーグ戦の最後はちょっと力が入っちゃったかもしれないけど、いまはリラックスして臨めている」

GK 1 榎本 哲也

「シュートを4本も打たれた記憶がない。最初にキム・ミヌに打たれたシュートくらいしか覚えていない。ボンバー（中澤）、（栗原）勇蔵、カンペーさん（富澤）、それとファビオの4人がしっかり競って、そのこぼれ球を拾う形を徹底できた。豊田は強いからほかのチームなら負けるかもしれないけど、ウチのストロングポイントでもあるから何もさせなかった。元日は初めて。リーグ戦のことと比較できないけど、優勝して2013年を締めて、2014年を始めたい。天皇杯だからどうかと思ったけど、今日の日産スタジアムは完全にホームの雰囲気だった」

DF 22 中澤 佑二

「今日の試合の内容はどうでもいい。兵藤が決めてよかった。シュン（中村）が決めてよかった。それよりも元日は初めてだから、どういう気持ちで臨めばいいのかわからない。とにかく、いまできるのは早く帰って、ご飯を食べて、お風呂に入って、ストレッチをして、寝ること。中2日のゲームはおじさん軍団にはきつい。せめて中3日あれば違うんだけど。でもここまできたら負けられない。もう元日に向けてスタートしている」

FW 19 藤田 祥史

「マジでバカ。優勝してほしいです、他人事（笑）。審判の笛が聞こえなかった。ちょっと笛が遅いような気もした。オフサイドかなぁと思ったけど…。CKからのヘディングにしても、入るときはうまいこと股を抜けて入ったりするもの。それがあんな形で止められるんだから…。つくづくもっていない1年だった（苦笑）」