「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「6年も勝っていないスタジアムだけどジンクスを破らないと」・「新潟はシュンさんのところを潰しに来るはず」(三門)+齋藤・中澤・兵藤他 [新潟戦前コメント] -1,489文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「新潟戦では去年、2試合とも主導権を握れなかった。相手は今年も同じサッカーをしているようなので、相手のプレスに対して勇気を持ってボールを握れるかどうかがポイントになる。相手はウチになかなかサッカーをさせてくれない。落ち着きどころを作らないといけない。前向きに圧力をかけてくるので、相手を横向きや後ろ向きにしたい。長いボールを蹴るにしても、蹴らされるのではなく蹴る。リアクションではなくアクションにしたい。新潟はクロスが多いけど、やっぱりゴール前にいる川又の存在が大きい。日本代表候補に選ばれたことで肩に力が入るかもしれないけど、怖い選手の一人には間違いない。彼はクロスを待つのではなく呼び込める。それもストライカーの資質だと思う。川又は本調子ではなくてもストライカーとしての雰囲気があるし、中盤のレオ・シルバも効いている。6年も勝っていないスタジアムだけどジンクスを破らないといけない。苦手なチームを作るのはダメ。克服したい」

MF 10 中村 俊輔

「新潟は3年くらい前とくらべてレベルが上がっている。ボールの回し方もいいし、スペースに走りこむ連動もいい。ウチは去年2敗している。リベンジではないけど、挑戦者のつもりで戦わないといけない。自分たちよりも相手のほうが上という気持ちが必要。だから自分たちのスタイルだけではいけない。スタイルを出しつつ、相手を尊重して、ブロックを作ってスペースを与えない時間帯も必要。そういう、したたかな戦い方が大事になる。相手にボールを持たせて、半分より後ろでブロックを作るのも悪くない。あとはセットプレーが重要」

 

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MF 11 齋藤 学

「ここ2試合くらい試合に出ていなくて代表に選ばれたのはうれしい。国内組だけの合宿だけど、海外組がいてもいなくてもやることは変わらない。チームの決まりを守った上で自分の良さを出していきたい。しっかりアピールすることが先につながる。1年前よりもW杯は具体的な目標になったし、出たいという気持ちは強い。(誕生日について)24歳になったからといった何も変わらない。歳をとってしまったな、というくらい(苦笑)。23歳では初めて優勝争いを経験して、優勝できない悔しさを味わって、天皇杯では自分としては初めて日本一になれた。夏には日本代表にも選ばれた。いろいろなことがあったけど、24歳はもっといろいろなことがあるように頑張っていきたい」

DF 22 中澤 佑二

「新潟はウチが苦手なタイプのチーム。前からプレスをかけてきて、攻撃では素早いカウンターが得意。特にアウェイの新潟戦はいつも0-1で負けているイメージがある。セカンドボールを拾えないと苦しくなるので、そこがポイント。ウチはスタイルを貫くと思うけど、もう少し新潟をリスペクトして戦うべきかもしれない」

MF 7 兵藤 慎剛

「スタメンでフル出場したのはACLのメルボルン戦が今シーズン初めてだった。長い時間出ればメルボルン戦のように結果を出す自信はある。いまは2列目としてプレーしているのでゴールという目に見える結果でアピールしていきたい。(伊藤)翔はスピードと運動量があるので、自分がいい形でフォローすればチャンスになる」

MF 26 三門 雄大

「自分にとって新潟は特別なチーム。長い間お世話になったし、恩返しをしていきたい。なかなか先発で出られない状況だけど、試合に出たら自分の100%を出して勝利に貢献したい。新潟はシュンさん(中村)のところを潰しに来るはず。そこにいい形でボールを入れることができれば優位に立てる。あとはセットプレーが大事」

 

 

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