「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「なぜ(水沼)宏太がフリーなのか」(榎本)・「いまはすべてを 求めすぎている」(俊輔)+中澤・栗原他 [鳥栖戦後コメント] -1,510文字-

【試合を終えて】

MF 10 中村 俊輔

「(ゴールについて)遅すぎというはあるし、負けたら意味がないというの もあるけど、これを意味あるものにしていかないといけない。最近、試合開始から10分くらいの間に点を取られることが多い。それをミーティングでも話して いて、今日はベンチから見ていて、その問題を感じた。理想というか、昨年のことを思い出しながらやるのもいいけど、ACLやJリーグの連戦があってそれが できない。中断期間にどうにかしようと思っているのかもしれないけど、そんなの関係ない。いろいろ考えないといけない。昨年は一昨年からの上積みがあった けど、いまは見直さないといけない。どこかでいまの順位を見つめて、それなりのサッカーをしないと。上に行くために、そういうことが必要。いまはすべてを 求めすぎているから。ガンバでさえ降格したわけだから何が起こるかわからない」

 

樋口 靖洋 監督

「立ち上がりの入りの部分で相手を受ける形が多くなって、そこで失点してしまった。今年のウチの負けパターンの一つで悪い面が出てしまった。今年の鳥栖さんのここまでの戦いを見ると、ああいう時間帯に得点をして後半は少し守備を厚くしながら逃げ切っている。そういう意味では最初の15分間で鳥栖さんのゲームにしてしまったのかもしれない。今シーズンはまだまだ多くのことを整理しなければならないと感じるゲームだった。中断期間までなんとか連勝して中断期間で何とかチームを立て直してと考えていた。それも躓いてしまった。ただ、そういう意味でも次のゲームは本当に大事になってくる。(中村の起用法について)先週のG大阪戦もそうだったが、この連戦はかなり疲労の色が濃い状態だった。彼は本当にキャプテンシーを発揮して責任感を持ってやってくれているなと感じる。今週はトレーニングのスタートから、コンディションはどのぐらい戻るのかと見ながらやっていた。一日一日回復して戻りつつあるなと感じた。ただ90分のゲームコントロールを前提にして考えるよりも、勝負どころで彼がゲームのコントロールをするという形に持っていきたいと考えていた。それがビハインドの形で出すことになってしまったというのが残念なところ」

 

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DF 22 中澤 佑二

「とにかく前半の最初が悪い。その時間に失点することが多いし、どうしても相手の圧力に圧倒されてしまう。それをなくさないと勝っていけないのかなと。前節のガンバ戦は勝ったけど中身は悪かった。今日は中身も結果も悪かった。[4-4-2]にしても迷いながらやっている。あとは選手個々のコンディションも悪い」

DF 4 栗原 勇蔵

「セカンドボールの出足は鳥栖のほうが良かった。ウチは単純なミスが多いし、あの時間帯に2点取られるときつい。いまのウチのチーム状態だと1点でもきつから。自分たちで苦しい試合にしてしまた。相手は迫力があるし、縦に出てくるスピードやパワーを感じた。ウチがやりたいサッカーを見事にやられてしまった。後半は2-0だったので相手が引いただけの話。それでボールを持ったというか、持たされただけ。持たされただけでミスをしている。単純に形がないし、全体的に人任せにしている」

GK 1 榎本 哲也

「ウチがいいときはボールへの寄せの速さや迫力ある守備ができている。いまはそれがまったくない。1失点目にしてもシュートを止められなかったのは自分の責任だけど、なぜ(水沼)宏太がフリーなのか。そういうところをもっと突き詰めないといけない。相手は勢いがあって、それを受けてしまった。とにかく試合の入りが悪い。自信なさそうにやっているところもある。ガンバ戦に勝ったのに、もったいない」

 

 

 

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