「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「この試合に勝てば何かが見えてくる」(小林)・「モチベーションはすごく高まっている」(伊藤) [仙台戦前コメント] -1,606文字-

 

【試合に向けて】

FW 16 伊藤 翔

「モチベーショ ンはすごく高まっている。とにかくいい準備をして試合を迎えたい。このタイミングでチャンスが巡ってきたけど、プレッシャーもある。ラフィーニャは先発で 出るようになってから結果を残していたし、チームも勝っていた。ここで自分が代わりに出場して、チームとしても個人としても結果を出せないと、ラフィー ニャ不在が響いたと言われてしまう。それはプロの世界だから仕方ないけど、そうならないようにしたい」

樋口 靖洋 監督

「(ラフィーニャの負傷離脱について)最近はチーム全体で良い距離感を作れるようになっていた。それは彼のところでボールが収まるから。その精度が高かった。あとは先発出場して1試合1点以上取っているのは計算できた。(藤本)淳吾に関しては、もともと力のある選手であることは分かっている。ただコンディションの影響なのか、今シーズンは彼らしくないミスが多い時期があった。それがここ最近は彼本来のボールを動かしながらコントロールできるようになって安定してきた。チームとして状況を変えるには連勝しかない。いまは二つだけど、三つ四つと伸ばしていきたい。次の試合での勝ち点3は大きな意味を持つ。
(仙台はセットプレーからの得点がリーグ2位だが)ここ数試合のゲームを見てもセットプレーからのゴールが全体の半分くらいを占めている。前回の対戦でもセットプレーからやられているし、途中加入した野沢はキックの精度が高いので注意しないといけない。仙台とは結果の相性は良くないけど、決してネガティブには考えていない。ウチと対戦するときの仙台はロングボールが多いので、その対策だけはしっかりしようと話している」

 

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MF 10 中村 俊輔

「ここへきて少しずつけが人が出ているし、自分も含めて痛い箇所を持ちながらやっている選手が多い。仙台戦はラフィーニャがいないから、今回も自分はなるべく前にいようかなと思う。そうすれば相手のボランチを下げさせることができる。仙台は前の二人がアグレッシブにボールを追いかけるサッカーになってきている」

 

DF 4 栗原 勇蔵

「ラフィーニャと(齋藤)学がいないのはもちろん痛い。ここ最近は結果も出ていたし、それによってリズムも生まれていた。だけど、だからといって次はうまくいかないわけではない。誰かが欠けたときでも意外と大丈夫だったりするのがサッカーだし、強いチームは代わりの選手が活躍したりするもの。ウチもそうならないといけない。次も勝てばこのあとのリーグ戦が楽しみになってくる。そういう展開にしたい」

DF 22 中澤 佑二

「アウェイの仙台戦は毎年思うところがある。2011年に東日本大震災があってから、特別な思いを持って臨んでいる。チームとしても復興支援活動をしているけど、僕も個人的に行かせてもらう機会がある。ただ、試合はそれとは別物。ウチのチームとしては勝たなければ何も始まらない状況。ラフィーニャがいなくて、ほかにも負傷を抱えている選手がいる。それでも勝たなければ何も見えない」

DF 13 小林 祐三

「右足首はフロンターレ戦で少し痛めて、昨日の練習でまた少し痛めた。水曜日は歩くのも痛かったので練習ではなく治療に専念したけど、木曜日の紅白戦に出られれたので試合も大丈夫だと思う。自分としてはもちろん仙台戦も出るつもりでいる。この試合は本当に大事。この試合に勝てば何かが見えてくる。そういう分岐点になるゲームだと思う」

MF 6 小椋 祥平

「ラフィーニャが離脱してしまったのは痛い。一人で状況を打開できるし、ポストプレーもうまかった。個人でボールを持つ時間は減ると思うので、そこは代わりの選手だけじゃなくチーム全体で考えなければいけない。押し上げを早くするとか。2連勝だけど、まだ上位との差は開いている。ここで3連勝すれば少しだけ差が縮まる。仙台戦はそういった意味で大事な試合」

 

 

 

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