「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「勝ってその勝利を退任する樋口監督に捧げたい」(伊藤)・「気合いで治して試合に臨む」(奈良輪) +中村・齋藤・ファビオ他 [新潟戦前コメント] -1,714文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「神戸戦はボールを奪って、ボールを握って、主導権を握るサッカーをほぼ90分間できた。でも、あれだけ主導権を握っているわりにはシュート数が少ない。残り2試合はそこにチャレンジしていきたい。(負傷者について)下平は骨折していて、ボールを持てない。今週は厳しいかもしれないが、最終節は間に合うのではないか。ファビオは思ったほど大きな負傷ではない火曜日は気温が低くてスリッピーなピッチなので対人練習などのリスクを避けた。問題ないと思う。
新潟はバイタリティがあって、ピッチからエネルギーを感じるチーム。ピッチをダイナミックに使えるいいチームだと思う。その積極的な守備の中心にはレオ・シルバがいる。僕はJリーグで一番の外国人選手だと思っている。プレミアリーグでも通用するのではないかと思わせる選手。誰か特定の選手をマークにつけることはしないけど、常に注意しないといけない。直接FKの精度も高い」

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DF 24 奈良輪 雄太

「左SBは久しぶりになる。シーズン序盤は左サイドをやることもあったけど、最近は練習も試合も右SBが多かった。でも左右どちらもやることはあまり変わらない。緊張は毎回するから、それも気にしていない(笑)。いい準備をして、試合で100%の力を出すだけ。ホーム最終戦という最高の舞台なので、緊張感を楽しみたい。木曜日の紅白戦で首を痛めて回らなくなったけど、気合いで治して臨む」

MF 10 中村 俊輔

「(左足首の状態について)痛いのでベストの状態ではない。でも残り2試合なので注射を打ちながらやるしかない。休めば確実に良くなる。2010年のW杯前も痛みを我慢しながらやっていて、だんだん良いプレーができなくなってきた。そのときに似ている。これがシーズン最初ならしっかり休んで治すと思うけど、残り2試合だからやる。先発はないかもしれないけど、途中から出ていい仕事をしたい」

DF 13 小林 祐三

「今年は何もしないうちにあっという間に終わってしまった。消化不良というか。いろいろな経験をしたので、これを今後のサッカー人生に生かさないといけない。ただ、今年生かすことができなかった。ホーム最終戦ということでいろいろな思いがいろいろな形である。それをうまく力に変えて戦いたいし、そうならないものは排除して戦う。プロとしてできることをやりたい」

FW 16 伊藤 翔

「次の試合に勝てばホーム通算200勝ということを聞いたので、勝ってその勝利を退任する樋口監督に捧げたい。自分は今年加入した1年目の選手なので200勝のうちのわずかしか貢献できなかったけど、監督は3年間いたし、優勝争いもしていた。個人的には今年ずっとFWのポジションで使ってくれたことにも感謝している。いま6得点という数字は満足していないので、あと2試合で最低2点取りたい」

DF 15 ファビオ

「(今週序盤の別メニュー調整について)神戸戦で左ひざを少し痛めてしまったから。神戸のグラウンドは状態が悪くて、少しバランスを崩したときにもう少しで内側側副じん帯を損傷するところだった。でも少し痛めた程度だし、水曜日からは合流できたので問題ない。検査に行くほどの重傷ではなかった。週末の新潟戦に出場できるように調整していくし、大丈夫」

MF 7 兵藤 慎剛

「神戸戦ではチャンスだと思って長い距離を走ったら、そこに(藤本)淳吾さんがいいボールを出してくれた。ヘディングは珍しいゴールの形だけど落ち着いてミートできた。神戸戦も含めて、残り試合が消化試合になってしまったのは残念。でもプロとして目の前の相手を上回って勝利を目指すのは当然のこと。ファビオとのボランチは連係面も深まってきたし、この調子で3連勝して終わりたい」

MF 11 齋藤 学

「今年のホーム最終戦だし、いいサッカーを見せて勝利したい。今年はサポーターになかなかいいところを見せられなかった。いい内容で勝て、来年につながるサッカーをしないといけない。自分自身でゴールを狙うのはもちろんだけど、とにかくチームが勝てばいい。最近はチームとしていいサッカーができていると思うので、それを続けていきたい」

 

 

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