「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

小さな巨人と唯一無二のムードメーカーがマリノスに帰ってくる。ふたりに共通するものは「マリノス愛」 … 天野貴史と比嘉祐介の復帰 (藤井雅彦) -1,245文字-

13日、マリノスはDF天野貴史とDF比嘉祐介がそれぞれ期限付き移籍から復帰することを発表した。天野はJ2・ジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍していたが、14年は負傷もあってわずかリーグ戦7試合の出場にとどまっていた。比嘉は同じく期限付き移籍という形でJ2・京都サンガFCでプレー。主に左SBのポジションでリーグ戦18試合に出場していた。

両者ともに出場機会を求めての期限付き移籍で、成果はそれぞれである。天野にとっては大きな負傷もあって悔しいシーズンになったが、比嘉はある程度の出場機会を確保できた。そうした上で「試合はやっぱり楽しい」(比嘉)と再確認することもできた。ひとまず有意義な期限付き移籍だったといえるだろう。

では次のステップでどうするか。年齢こそ違うが、二人とも同じ悩みとテーマを抱えていた。いずれもマリノスとは複数年契約を結んでいるため、所属先をゼロから探すわけではない。まずはマリノスでプレーしたいか、そしてマリノスが彼らを必要とするか。その2点が今回の決定の焦点である。

 

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