「(藤本について) これからもFWとしての動きを見ていきたい」(モンバエルツ) [練習試合草津戦・宮崎キャンプ7日目] 藤井雅彦 -2,816文字-
【練習試合リザルト】
日時:2月8日(日)11時~
対戦相手:ザスパクサツ群馬(J2)
形式:30分×3本
結果:0-0(0-0、0-0、0-0)
得点者:なし
スコアレスドローに終わったことは気にしなくていいだろう。たしかに相手は格下のJ2・ザスパクサツ群馬だったが、マリノスの面々は疲労の色が濃く、試合後に「疲れている」(小林祐三)という言葉が出るのも無理はない。沖縄キャンプからフィジカル要素が濃いトレーニングが多く、たった1日のオフを挟んで宮崎キャンプに突入。ここでも連日に渡って負荷がかかるトレーニングを行ったのは、ここへきて筋肉系の故障が発生していることからも明らかだ。
1月19日の始動から約3週間、チームがフィジカルトレーニング以外に行ってきた練習の意図はとてもシンプルである。
守備は、前線からのボールの追い込み方がメインだ。1トップとトップ下の選手が横並びになって追い出し、両サイドハーフは絞り気味のポジションで脇を絞めてスタートする。エリク・モンバエルツ監督は「中を通させるな!」と練習から口酸っぱく言っており、いわゆるバイタルエリアでプレーされることを嫌う。全体をコンパクトに保ったうえで、相手がSBに展開したあたりからボールにプレッシャーをかける。ボールホルダーにプレッシャーがかかっていない場面では最終ラインを下げて背後をケアし、プレッシャーがかかっていればラインを押し上げてコンパクトにする。守備はこの繰り返しである。
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