「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

青山直晃の安定感 -ここだけ練習試合レポ- 10月31日 練習試合 SC相模原戦

レギュラー組の調整と、Bチームのアピール

週末に公式戦が組まれていない木曜日、マリノスタウンでSC相模原との練習試合が行われた。

1本目はGKが六反勇治、4バックが右から金井貢史、青山直晃、栗原勇蔵、ドゥトラ。ボランチが富澤清太郎と中町公祐、右サイドハーフに兵藤慎剛、左に齋藤学。トップ下に中村俊輔、1トップにマルキーニョスという布陣。

対するSC相模原は関東社会人1部に優勝し、今月16日からJFL昇格をかけて地域決勝大会に臨む。練習試合にはリーグ戦で主力を務めたレギュラー組が出場した。

結果は3-0(1本目1-0、2本目2-0)。

今週末は試合がなく来週水曜にリーグ戦が開催される変則日程のため、1本目はレギュラー組を中心としたメンバー構成。「調整試合」の色濃く、シュート数もCKもSC相模原が上回った。32分に、ゴールほぼ正面30m近い距離から俊輔が直接FKを決めたが、これも低い弾道のキックが壁に当たってコースが変わったもの。リーグ戦でレギュラーに定着しつつある中町が攻守の切り替えの早さ、球際のプレーでアピールを見せた以外は、特に見るべきものがない1本目だった。

2本目はGKが飯倉大樹、4バックが右から小林祐三、青山直晃、金井貢史、比嘉祐介。ボランチが狩野健太と森谷賢太郎、右サイドハーフに松本翔、左に小野裕二。2トップが谷口博之と大黒将志で開始。16分に大黒と小林が下がり、松本怜が左サイドハーフ、天野貴史が右SBに入った。

リーグ戦に先発できていないBチーム主体の構成となった2本目は、開始からゲームが活性化。ポゼッション率も上がり、1本目より多くのチャンスを作った。16分には抜群のスタートでラインの裏に抜け出した大黒が、GKとの1対1から冷静にゴールに流し込んだ。31分には小野のクロスに、エリア内で谷口がファーサイドに逃げながら懸命に足を伸ばして合わせ追加点。終盤はやや前掛かりになり、カウンターからピンチを招く場面もあったが、青山や飯倉が好守を見せて無失点で試合を終えた。

【Players Pick Up】

CBでフル出場した青山は安定したプレーで完封に貢献。最近の練習試合では後方でボールを持った際も以前のような迷い・焦りがなく、判断の精度と速度、パススピードなどビルドアップ面で向上が見られる。守備でもクサビのパスを受けるFWを潰すプレーを中心に、

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