「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「とても燃えている」(比嘉)・「五輪代表もあきらめていない」(熊谷)・「すべての試合を11人で戦いきることはできない」(モンバエルツ)+天野純他 [仙台戦前コメント] -1,651文字-

【試合に向けて】

エリク・モンバエルツ監督

「FC東京戦では私が日本に来て、初めて全員が組織的にプレーできたと感じる試合だった。守備を組織的に行えて、相手にスペースを与えなかった。攻撃では何度もチャンスがあったか決めきれなかった。そこでのリアリティーが足りなかった。攻撃は常にこれでいいというものはない。しかもゴールを決められなかったのだから満足はできない。個人のパフォーマンスに左右される部分も大きい。ただ、どちらがチャンスを多く作ったのか、そこは大事なことだと思う。

(ナビスコカップについて)チームとしていいバランスを作ることが大事だし、競争も必要。試合に出ていない選手を使って競争させることも必要だと思うし、メンバーを何人か入れ替えることも大事。リーグ戦やカップ戦などいろいろな公式戦があるが、すべての試合を11人で戦いきることはできない。何人かを入れ替えながら戦う。ただ、カップ戦を勝ちに行くという強い気持ちを持って戦う。

 リーグ戦とカップ戦を含めて、いる選手で戦っていく。三門も富澤もアデミウソンも栗原もこの前の試合のメンバーだったから問題ない。それと若い選手が成長するためにはトレーニングだけではなく試合を経験することが大事。若い選手は高いクオリティーを持っているし、私にとって年齢は関係ない。アデミウソンは21歳で、喜田は20歳で、齋藤は24歳だ。レギュラーとして試合に出るのに年齢は関係ない。

 それと長いリーグ戦の中で二人のGKが準備していることが大事。明日の試合は飯倉が出場することになるだろうが、ゲームのテンポを感じながら出場時間を確保させたい。アデミウソンは明日90分間プレーすることはないだろう。でも彼はトレーニングよりも試合に出てゲームのテンポやリズムに慣れることが大事。そういう意図を持って使おうと思っている。あとはゲームの中でのポジショニングなどにも慣れてもらいたい。少なくとも45分は出ると思う」

 

 

下バナー

 

DF 15 比嘉 祐介

「結果を出せるようにやるだけ。結果というのはアシストだったり、ゴールだったり、あとは何よりもチームがまだJリーグで勝っていないので、まず1勝したい。去年、京都に期限付き移籍して試合に出られたことで、自分の持ち味である勢いや球際の強さの感覚を取り戻せたと思う。仙台戦ではサイドを上下動して、トップスピードでボールを受けてからのクロスでアシストしたい。公式戦に出場できるのは楽しみ。とても燃えている」

MF 14 熊谷 アンドリュー

「自分にとって22歳になるシーズン。試合が終わって、やりきったと思えるような試合にしたい。ミカちゃん(三門)とコンビを組むなら、どちらかというと自分がボールを触ってさばいて、ミカちゃんを前に出す感じになると思う。ミスなくプレーして、チームにテンポを出したい。あと監督は球際で強くプレーすることを求めているので、1対1では負けないようにする。個人的には五輪代表もあきらめていないし、入ればやれる自信はある。そのためにもマリノスで試合に出て、結果が必要。そうしないと目に留まらないから」

FW 16 伊藤 翔

「監督には、ひたすら裏を意識しろと言われている。あとは走る選手が必要だと言われている。監督が代わって時間が経っていないけど、試合をこなしていくことでチームとして完成していけばいい。明日は2トップのような形になるかもしれないけど、試合が始まればあまり気にしなくていい。アデミウソンはパスを出せそうな選手なので、いい位置にいればチャンスになる」

MF 29 天野 純

「プロ2年目は勝負のシーズンだと思っている。1年目の去年は夏頃にチャンスをもらったけど、自分自身がそれを生かせなかった。秋に入ってからはけがをして手術のリハビリが長かったので、何もできずに1年目が終わってしまった。大卒2年目はもう若手ではない。試合に出て結果を残さなければいけない立場。リーグ戦でもナビスコカップでも結果を求められる」

 

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ