「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「トップ下は高校時代からやっていたポジション」(中島)・「自分とカンペー(富澤)とてっちゃん(榎本)の3枚がしっかりすれば大丈夫」(中澤) +天野純・天野貴・比嘉・熊谷他 [神戸戦前コメント] -2,221文字-

【試合に向けて】
エリク モンバエルツ 監督

「もちろんすべての試合に勝ちたい。ただ日本にはセカンドチームのためのリーグ戦がない。カップ戦はその機会になる。仙台戦も名古屋戦も勝ちにいった。仙台戦はPKを決められず、名古屋戦はチャンスを決められなかった。同じ考え方で明日も戦い、出場機会の少ない選手を起用したい。彼らはフレッシュな状態にある。伊藤、兵藤、ボンバー(中澤)、富澤、榎本はチームのベースとなる選手たちだが、彼らも明日の試合に出場する可能性が高い。明日の試合に勝つためにいい準備ができたと思う。リーグ戦のメンバーよりも不確かな部分はあるが、明日出場するメンバーを信頼して送り出す。(中島について)彼は若くて高いポテンシャルを持っているが、もっとアグレッシブな姿勢が必要だ。JリーグU-22選抜で試合に出場している。そして成長は試合で見せるものであって、練習の中での成長は限定的だ。若い選手たちは試合で気づかなければいけない。(伊藤について)彼は明日プレーできる状態にあると思う。試合全部は出ないだろうが、試合には出ると思う。彼にとっては復帰戦になるので試合のリズムを取り戻すことが大事」

DF 22 中澤 佑二

「ナビスコカップに少しでも可能性をつなぐために勝たないといけない。負けも引き分けもダメ。勝たないといけないゲーム。連戦だからとか、週末に松本戦があるとかは、明日の試合が終わってから考えればいい。ホームでの試合だし、フレッシュなメンバーもいる。彼らがのびのびできるように、後ろは安定した守備をしたい。自分とカンペー(富澤)とてっちゃん(榎本)の3枚がしっかりすれば大丈夫。勝たないとタイトルの一つが消えてしまう。比嘉はあれこれ言うとダメなタイプなので自由にやらせる。アマ(天野貴)は経験のある選手だし、大丈夫だと思う。彼らが迷わないコーチングを心がけたい。(中島)賢星には60分で足がつるまで走れと言った。そういう姿勢が求められていると思う」

DF 2 天野 貴史

「出たらチームのためにベストを尽くす。アピールしたい気持ちはもちろん強い。でも相手のシステムは3バックだし、自分が最初から高い位置を取り過ぎると危ない場面も出てくる。一度引いた位置から前に行って相手を下げさせることや、上がるタイミングを考えてプレーしたい。自分の特徴はオフェンスの部分だと思っているけど、監督に対して何がアピールか考えた。やっぱりまずはディフェンスをしっかりすることが土台にあると思う。それに明日の試合は自分よりも年下の選手が半分以上いる。周りをうまく動かしてあげることも自分の仕事になる。1点だけリードしている場面では無茶なオーバーラップはできないかもしれない。それでもチームが勝つためにプレーしたい」

 
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MF 26 中島 賢星

「試合に出られたら結果を残したい。結果というのはもちろんゴール。トップ下は高校時代からやっていたポジションなのでやりやすい。JリーグU-22選抜としてJ3に行くことがあるけど、それはマリノスで試合に出られないからであって、本当に良いことではない。ただ、チームとしては自分に経験を積ませるために送り出しているのだから、その経験を生かさないといけない。監督はアグレッシブさを求めていて、それは自分に足りないものだと思う。J3リーグでアグレッシブさを出せない試合もあった。明日の試合では自分が一番年下だと思うけど遠慮せずにやる。プレシーズンマッチや開幕戦はベンチに入っていたけど試合に出られなかった。そこではチャンスをつかめなかったという感覚がある。明日はチャンスをつかんで、その後も試合に出られるようにしたい」

MF 14 熊谷 アンドリュー

「メンバーが大幅に入れ替わったのでイケイケの選手が多くなる。それは良いことでもあると思うので、自分も積極的にプレーしたい。特に相手ゴールを意識したプレーを増やしたい。積極的にシュートを打てば自分への印象も変わる。ニッパツに来たお客さんを沸かせるようなプレーができれば。自分の後ろには(中澤)佑二さんがいてくれるので安心。佑二さんは10点くらい守ってくれる(笑)。もちろん自分も責任感を持ってプレーする」

DF 15 比嘉 祐介

「後ろに(中澤)佑二さんがいるのは心強い。コーチングで周りを動かしてくれるし、安定感が違うから。自分は思い切りプレーしたい。今年はスタメン出場した3試合全部負けている。だから明日の神戸戦は4度目の正直にしたい。前半は0-0でも悪くないと思うし、冷静に戦う。負けている場面はもちろん積極的にオーバーラップして、勝っているときは状況を見極めてプレーする。もう26歳になったので、成長したプレーで貢献したい」

MF 29 天野 純

「普段の練習から一緒にやっているメンバーが多く出場するのでやりやすいと思う。アウェイではなくホームのニッパツでプレーできるのも大きい。自分が出場したナビスコカップの仙台戦ではアウェイということもあって雰囲気にのまれたところがあった。明日は自然体でできると思う。自分自身も良い意味で力が抜けているし、リラックスした状態で臨める。後ろには(中澤)佑二さんやカンペーさん(富澤)、テツさん(榎本)といった経験ある選手がいるので、自分はアグレッシブに戦いたい。もしミスをしても前向きなミスがいい。結果を残すことが最大にアピールだと思ってプレーする」

 

 

 

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