2016年03月20日 10時32分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ　監督

「非常にハードなゲームだった。そしてピッチ状態も難しいゲームだった。鳥栖がプレッシャーを強くかけてくることは予想していた。残念だったのは、そのプレッシャーの中でうまく展開できなかったこと。一方で、コレクティブな守備は本当に素晴らしかった。相手にスペースとチャンスをほとんど与えなかった。相手のプレッシャーをうまくかわせたときはカウンターで自分たちの武器を生かし、チャンスを作れたと思う。守備面を称えたいし、メンタルも素晴らしかった」

――攻撃面の手応えは？

「今日は相手のプレッシャーがあったこと、そしてピッチの状態もあり、ビルドアップがうまくできなかった。相手のプレッシャーがあっても、しっかりビルドアップすることが重要だ。ハーフタイムに選手に言ったが、私は完璧を目指している。相手のプレッシャーがある中でも、もう少し展開できなければいけない。ただ、相手もボールを持っていても、横パスが多くて前へ進めなかった。こういう状況が続くと、ボールを奪うというのは難しい。我々は自陣にしっかり守備を敷いて、そこで対応することには自信を持っているそこは機能したと思う」

――若い遠藤を2試合スタメンで使ったが、どんなプレーを期待している？

「遠藤はポテンシャルを持った若い選手。特に相手の裏を取るプレーが特徴だ。今日はマークを外すというところで苦しんでいた。ただ一方で、ポジショニングはすごく良かったと思う。それによって、守備の面で味方助けていた。でも彼にはもっと攻撃面で要求をしたいと思っている」

MF 8 中町 公祐

「（ゴールについて）あのシーンはシュンさん（中村）がゲームを作る位置にいた。練習中からシュンさんがさがったときは自分が前へ行くことを意識している。それが形になった。自分でもなかなか見ない軌道だった。GKが前に出ていたのは見えていたので、思い切って打ってよかった。守備でも、相手はファイトしてくるチームだったけど、それに対してしっかり戦えた。攻撃でイニシアチブを握れない場面でどうするかを考えていて、守備はその一つ。このあと力のあるチームとの対戦が続くので、いい流れのまま戦いたい」

FW 17 富樫 敬真

「自分なりに冷静になれた瞬間があって流しこめた。でも後半、ファビオからのボールに遠藤選手と重なってしまった。そこに自分が行けなかったのは、気持ちのどこかで満足していたのかもしれない。雨のピッチコンディションだったので、ボールが伸びるかもしれないと思って、1点目もいい準備ができた。最初はFWの位置から斜めに抜けるように指示が出ていて、それをひたすらやっていた。GKと1対1になったので自分が決めることしか考えていなかった」

DF 23 下平 匠

「（決勝ゴールのスルーパスについて）相手のディフェンスラインが高いのはわかっていた。相手の4バックは人に対して強いけど、裏のスペースを守るのはあまり得意ではないと感じていた。自分からのパス一発でゴールが決まればもっとよかったけど、そのあとゴールになってよかった（笑）。ただ守備面ではゴール前でファウルが多かった。それが原因で失点したので、今後に向けて修正しなければいけない」