「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

飯倉「オレが迷惑をかけたし、サポーターに申し訳ない」・中澤「ミスは誰にでもある」 [広島戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ 監督

「前半はなかなかリズムを出すことができず、ミスから広島にリードを許してしまった。そうすると広島は下がって守備をするので、難しい展開になった。後半はもっとリズムとスピードを出すことを選手に要求した。前半はラインの間でボールを受けて前へ行くプレーが欠けていた。後半の最初はうまく修正できたと思う」

――後半開始からマルティノスに代えて遠藤を起用した意図は?

「マルティノスは今週に入って十分にトレーニングできていなかった。そして前半に負傷したこともあって遠藤に交代した。遠藤にはより前でのプレーを求めた」

――この試合での収穫は?

「今日は我々のほうが広島よりもチャンスを作っていた。ただミスから得点を許してしまい、我々はPKからしかゴールできなかった。非常に残念なゲームだった。いつも勝つために準備しているが、ときには負けることを受け入れなければいけない。原因というものを分析して、次に向けて対策を練ることが重要になる」

 

MF 10 中村 俊輔

「最初の失点は自分がボールを取られたところからだった。今日はいつもより高い位置からボールを取りに行ったけど、カイケやマルティノスが少し遅れて数メートルずれるだけで相手の柏にボールを持っていかれたりする。逆に相手の守備は一度引いて、そこから守る。自分や(齋藤)学のところには人が密集していて、それでミスが多かった。広島や浦和はポジティブな面が出しづらい相手。後半はああいう感じで崩していたのでロッカールームではポジティブに話せた。PKの前のヘディングは、あそこに入っていくことが大事」

 

GK 21 飯倉 大樹

1失点目は自分のミス。それ以上でもそれ以下でもない。弁解することはない。修正しなければいけないというレベルのミスではないので引きずることはない。最近の広島戦にくらべればウチが勝つチャンスはあったと思う。1失点目はミスだし、2失点目も同点に追いついた直後のもったいない失点だった。今日はオレが迷惑をかけたし、サポーターに申し訳ない気持ち。どうにかして最低でも引き分けにしたかったけど、下を向いても仕方ない。ただ、自分自身もったいないと思っている」

 

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DF 23 下平 匠

2失点目のところは前からプレッシャーをかけているところでロングボールを使われた。完全に背後を突かれたわけではないけど、ああいう場面で自分が行くのかCBがカバーリングに行くのか難しかった。これまでとは違う守り方だったので、いきなり試合にやらないといけない部分もあった。ただ、その前にもミキッチ選手にサイドを突破されて決定的な場面を作られた。スペースがある状況になるとスピードがあるし、いい選手だった」

 

DF 22 中澤 佑二

「ミスは誰にでもあるし、それを責めたらキリがない。青山がいない広島で、かつ連戦の広島で、ウチはホームで戦えた。もう少し立ち上がりから相手に圧力をかけて試合を進めたかったけど、ボールを回される時間が長かった。前半45分はもったいなかった。2失点目はファウルの判定のところでみんなが足を止めてしまったことが問題。次のプレーからあっという間にピンチになってしまったので、チームとして集中を欠いた。広島がマイナスにボールを入れてくることはわかっていたけど、最初からそこをケアするとニアサイドに走り込まれてしまう。最後は一瞬の判断で足を伸ばしたけど股の間を抜かれてしまった」

 

 

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