「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「日産スタジアムで勝てていない。それが悔しい」(富樫)・「(飯倉について)自信を失わないこと」(モンバエルツ) 他 [甲府戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「(1トップはカイケを起用する?)おそらくそうなるだろうが、まだわからない。裏に走ってパスコースを作ってくれる選手が必要。名古屋戦ではセンタリングが多かったし、ゴール前で存在感を出せる選手が必要だ。最近の試合ではシュート数が多く、チャンスも作り出せている。大事なことは、ポゼッションしている中でリスクを取り過ぎてバランスを崩し、カウンターを食らうこと。誰が点を取ってもいいが、良いバランスを保つことが大事だ。

(飯倉について)大事なのは自信を失わないこと。GKは責任を求められるポジション。自分の役割を受け入れる強いメンタルを持つことが必要。監督の役割は困難に立ち向かう選手を支えること。だから少し話をした。あまりにも責任を背負い過ぎないように。

(甲府について)フィジカルが強く、堅いブロックを敷いてくる。それを崩すのは難しい。そして相手の武器はカウンター。彼らに彼らのプレーをさせてはいけない。サッカーではボールを失うこともある。だからボールを失う前から準備しておくことが必要」

 

DF 22 中澤 佑二

「(100試合連続フルタイム出場について)自分の個人的なことはどうでもいい。結果がともなっていなければ、100試合出ても200試合出ても意味がない。100試合出ても、その中でどれだけ勝って優勝争いをして、タイトルを獲ったかが重要。いまは久しぶりにたくさん失点している。今年は『あれ?』という失点が多い。守って、守って、すごいシュートを決められたというのではない。0-0の時間帯を作れていないことも問題」

MF 8 中町 公祐

「名古屋戦でもチャンスは作れている。そこからは個人の力になる部分はどうしても否めない。自分もチャンスを決めきれなかったし、個々がもっと責任を持たないといけない。3連敗したことでチームとしては苦しい立場になってしまったが、すべては自分たちが招いたこと。誰かのせいにすることはできないし、取り返すことができるのも自分たちだけ。日産スタジアムで勝つことで、再浮上のきっかけをつかみたい」

 

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FW 17 富樫 敬真

――U-23日本代表選出について。

「もう一度チャンスをいただけたことは素直にうれしい。でも何かが決まったわけではない。マリノスでも何試合かゴールを決めていないし、チームに貢献できていない。もう一度リセットしてアピールし直したい。自分にとって間違いなくプラスになる。もう一度気を引き締め直してやりたい」

――結果が出ていないことで葛藤もある?

「最初はゴールを決めて結果を出せたけど、それでスタメンから外れた。そこでいろいろな感情が芽生えたけど、リセットして整理できた。このチームにいられることに感謝しないといけない。それを忘れたときに不満が出てくる。そういう気持ちを思い出すだけでリセットできた。そもそも、を考えてリセットした」

――ゴール以外の部分での手ごたえは?

「湘南戦ではスタメンでゴールという結果を残せなかった。でも手ごたえを感じる部分もあった。一喜一憂せずやりたい。ポストプレーで手ごたえを感じるところがあったし、裏に抜け出す動きもできた。結果が出たときは点を取れたけど、内容がなかった。どちらがいいとは言い切れないけど、もっと上を目指していきたい」

――明日は甲府戦だが。

「何より日産スタジアムで勝てていない。それが悔しい。あのスタジアムで勝ってサポーターと喜びを分かち合いたい。勝利だけにこだわってプレーする」

 

 

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