「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(伊藤の決勝ゴールについて)ワールドクラスのシュート」(榎本)・「一発打っておこうと思って打った」(伊藤) [福岡戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク・モンバエルツ 監督

「今日はとても強い気持ちで臨めた。そして勝つために高い強度でプレーした。最後の最後で得点を挙げて逆転できたが、そこだけではなくゲームを通して、特に後半は多くのチャンスを作ってプレーできたと思う」

 

――後半に栗原を交代させた意図は?

「皆さんご存知のように3日おきに試合がある。いまいるメンバーをうまくマネジメントしなければいけない。それといまファビオがけがをしていることもある。この連戦はいるCBでうまく時間配分して戦わなければいけない。小林の交代も同じ理由で、いまは金井がけがをしていて選択肢があまりない。だからゲーム時間をコントロールして戦わなければいけない」

 

FW 16 伊藤 翔

「一発打っておこうと思って打ったら本当に入ってよかった。ゴールの位置はわかっていたし、ニア上を狙った。本当にそのコースに飛んでよかった。最近の試合はチャンスが多くて今日もそうだったけど、流れの悪さもあって先に失点してしまった。でもヒョウくん(兵藤)がPKを決めてくれて同点に追いついて、これで逆転できると思っていた。いい時間帯に同点に追いつけたことがよかった。個人的にもチームとしても勝利というきっかけをつかんで、それがリーグ戦にもつながっていくと思う」

 

DF 4 栗原 勇蔵

「ミカ(三門)とヒョウ(兵藤)のところで計算できるはずのボール回しや相手ボールを奪い切る守備があまりできなかった。失点場面も最初のピンチで失点してしまって、こういう試合は特に大きく響く。ただ後半に入って少しずつ相手が疲れていったかもしれない。自分が出ている時間帯までは相手も前からボールを追いかけていたけど、次第に足が止まっていった。リーグ戦はリーグ戦で大事だけど、チーム全体で戦っていることに変わりはない。次につながる勝利だった」

 

 

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GK 1 榎本 哲也

「(決勝ゴールについて)ワールドクラスのシュートだった。神山はあそこまで何本も止めていたけど、あのシュートはGKにとってノーチャンスだと思う。ウチらとしては結果だけがほしかったゲーム。気持ちの入ったゲームができたとおもう。ナビスコカップはいつも合言葉のように『気持ちを出そう』と話している。そういう感じをだせた。苦しみながらも勝つことが自信になるし、チームとしても底上げにつながる」

 

MF 7 兵藤 慎剛

「今日は決勝トーナメントにつながるゲームだったので勝つことが一番大事だった。PKは誰が蹴るか決まっていなかったので、自分が蹴ろうと思ってボールを取りに行った。カイケと(天野)純が蹴りたそうにしていたけど今日は譲ってもらった。ただ、そのほかの場面では気持ちが空回りしていたし、足もつって途中交代する情けない内容だった。(伊藤)翔が点を取ってくれて、みんなでゆりかごダンスをやってくれて感謝しているし、いいチームだなとあらためて感じた。PKを決めたときは同点だったのでやるつもりはなかった」

 

MF 29 天野 純

「手ごたえはあるけど、これをJリーグのトップレベルのチーム相手に出せるかというとクエスチョンマークがつく。自分はそこを意識しながら練習をやっていくしかないし、これで満足せずにやっていきたい。テル(仲川)へのボールは試合前からあの形をやろうと話していて、そのとおりパスを出せたと思う」

 

 

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