「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「金井には左サイドのスペシャリティがある」(モンバエルツ)・「チャンスが来たときにやるだけ。とにかく走る」(金井) [湘南戦前コメント]

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「まず1stステージはいくつか勝ち点を取り損ねた試合があった。そしてチャンスは作れているが、それが得点に結びついていないゲームもあった。2ndステージはフィニッシュ場面での効果的なプレーを増やしたい。それができれば上位を争うことができるだろう。チーム内のいくつかのポジションには激しい競争がある。特に週の初めは選手をローテーションさせることで競争して、それぞれのモチベーションを高めてほしい。

(金井について)金井を左SBに置いているのはそのポジションの専門性があるから。金井には左サイドでのスペシャリティがある。新井はポリバレントな能力があるが、専門性という点では左サイドの選手ではない。私が求める専門性を持っているのは金井のほうだが、ただ彼はけがでしばらくチームを離れていたという問題がある。まずはしっかり練習をこなして、それができれば試合でも問題ないと思う。

(2トップについて)[4-2-3-1]と[4-4-2]は入る選手に応じて変わる。自分たちのプレースタイルが変わることはない。(中村)俊輔がいることで[4-2-3-1]を機能させることができる。俊輔がいないときに同じようなクオリティ、タイプの選手がいない。だから違うタイプの選手を入れて[4-4-2]を機能させたい。いずれにせと多くのチャンスを作り、ゴールを増やしたい。攻撃的な選手を入れつつ良いバランスを見つけたい。ただ、しばらく時間が必要なので、様子を見て行かないといけない。俊輔が入ればビルドアップの安定性を出せる。でも2トップにすることで、より縦へのプレーを増やせる。相手や湘南とは関係なく、俊輔のけがもあったし、自分たちの攻撃面を改善する必要がある。2トップのどちらかが少し下がってプレーする。それは流れの中で決まる。お互いに補完し合う関係が必要。それによってバランスを保ちつつ、常に要求しているのは相手の裏を狙うことだ」

DF 24 金井 貢史

「チャンスが来たときにやるだけ。1stステージはけがをして、自分からチャンスを手放したところもあった。そのあとは空回りしていた。(下平)匠くんとは違う色を出して、とにかく走る。最近は(齋藤)学が孤立していたので、それをうまくサポートできれば。もうアピールするような年齢でも立場でもない。この1試合でポジションを奪うようなパフォーマンスを見せないとダメ。ラストチャンスだと思っている。ここを逃したら終わり。それが2ndステージの開幕戦というのはタイミングがいいし、自分にとっては今年の開幕戦のようなもの」

 

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MF 28 喜田 拓也

「ここまでの結果には誰も満足していない。どうしてもネガティブなマインドになりがちなので、ポジティブにやっていきたい。去年から積み上げてきたものが、いまの順位だから消えてしまうわけではない。何を継続して、何を変えていくか。ここまで内容で勝っていても結果が出ない試合もあった。実際、大宮戦もFC東京戦も自分たちのほうがチャンスは多かった。2ndステージが始まるので新たなスタート。いいタイミングだと思って気持ちを切り替えたい。湘南なアグレッシブなチーム。それに対して受け身に回ることなく積極的に戦いたい」

MF 11 齋藤 学

「いまは相手がどこだろうが、まず自分たちのサッカーを確立しないといけない。シュンさん(中村)がいない中で、チームとしてどうコントロールしていくか。FC東京戦ではチャンスもセットプレーの数も多かった。その中で決めきれなかった責任は自分が持たないといけないし、だからこそ練習からやるべきことをやっていく。違った選手が違った色を出していけばいい。大宮戦やFC東京戦では前よりもチャンスを作れていた。いいサッカーができているけど結果が足りない。結果が出るまでやっていくしかない」

GK 1 榎本 哲也

「ここからはどれだけ踏ん張れるか。2ndステージの開幕で躓いてしまうと、このままズルズルと悪い流れになってしまう。とにかく個々が良いパフォーマンスを保つことが大事。それがチームとしての良い結果につながっていく。後ろの選手として、とにかく守るだけ。決定的なピンチを防ぐことで流れが変わるし、いまは攻撃のリズムがあまり良くないからこそ守備が大事。ベルマーレは気合十分で守備をやってきて、そのうち攻撃のリズムが出てくる。そうならないように先制点を取りたい」

MF 7 兵藤 慎剛

「前節のFC東京戦では少しコンビネーションプレーや流動的な動きでリズムを作れたと思う。でもそれがゴールや勝利といった結果につながらなければ自分の出番はなくなってしまう。1stステージはチームに貢献できなかったので、2ndステージは出場機会を増やしたい。いまの悪い流れを断ち切るには、2ndステージが開幕するのはいいきっかけかもしれない。2ndステージ開幕という雰囲気はあまりないけど、ひとまず順位はリセットされるのでスタートダッシュを決めたい」

 

 

 

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