「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「この試合を守備的に入るつもりはない」モンバエルツ・「自分にしかできないプレーもある」(前田)他[ルヴァンカップ大宮戦前コメント] <無料>

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「(アウェイゲームの第1戦について)この試合を守備的に入るつもりはない。我々の強みであるポゼッションを生かしたゲームコントロールを目指したい。ただ、試合状況によっては守備をベースに戦うこともできる。その二つをうまく使って、とにかくゲームをコントロールしたい。

(齋藤のポジションについて)狙いとしては裏へのプレーを増やすこと。スピードを持ったプレーができるようになる。(齋藤)学は前の3つのポジションとトップ下もできる能力がある。あとはラインの間で受けるプレーが良くなっている。それを生かす意味もある。それによって相手にとって危険なプレーを増やせる。

(マルティノスと前田の起用について)まずマルティノスはチームの中で一番速い選手の一人。そして(前田)直輝も速い選手の一人で突破力がある。彼にはチャンスを生かしてほしい。チームとして、スピードがあって個人で打開できる選手が必要だ」

 

MF 25 前田 直輝

「最初で最後のチャンスだと思ってプレーする。これまで(齋藤)学くんが左サイドをやっていたけど、自分にまったく同じプレーはできない。でも自分にしかできないプレーもある。ナビスコカップの予選を一緒に戦ったヒョウくん(兵藤)や(伊藤)翔くんも一緒にプレーしているので連係は問題ない。ファーストプレーを失敗すると落ち込む癖があるので、ファーストプレーを大事にしつつ積極的にプレーしたい。大宮は守備が堅いイメージ。でもチャンスを決めればチームのためになるし、自分のアピールにもなる」

 

DF 22 中澤 佑二

「3大タイトルすべてをあきらめていない。リーグ戦は残り試合を全勝すればチャンスがある。数字上の可能性が完全に消えるまであきらめない。もちろんルヴァンカップもチャンスがある。ホームとかアウェイとか関係なく勝利を目指す。アウェイゴールなどを考えるのは試合が終わってから。まず第1戦が終わってから第2戦のことを考えたい。大宮は大崩れしないチーム。だからウチも崩れないことが大事。我慢比べのゲームになる」

 

MF 11 齋藤 学

「(中央のポジションになるが)プレー内容は相手にもよるし、チーム状況にもよる。メンバーが少し変わる中で前の2~3人のコンビネーションが上手くいけばいい。個で打開しないといけない状況にはしたくない。特に大宮のようにゾーンで守ってくる相手を突破するのは簡単ではない。守備のときの位置に気を付けることと、攻撃では(前田)直輝との関係性を大事にしたい。前を向いて仕掛ける時間を作らせてあげたい。真ん中をやることでいろいろな選手と絡めると思う」

 

MF 28 喜田 拓也

「自分はどの相手にもMAXの力でプレーしている。リーグ戦だからとかカップ戦だからということはない。でもタイトルが近い大会だし、そのチャンスもあると思っている。この前のリーグ戦での大宮戦では、自分が退場してチームに迷惑をかけた。その相手と時間を空けずに対戦できるのは何かの縁。勝って見返すチャンスだと思ってプレーしたい。2回戦って勝敗を決めるので、そのときの状況によって何をすべきか判断したい。もちろん第1戦でも勝利を目指すけど、スコアや展開によってどうプレーするかをチームで共有しながら戦いたい」

 

DF 24 金井 貢史

「試合に出させてもらっているからこそ、しっかりとプレーする責任がある。鹿島戦では自分のサイドを突破され過ぎた。全体のバランスの問題もあるけど、まずは自分が対面の相手を止めないといけない。大宮はオーソドックスなサッカーをしている印象。でも相手のラインの裏にスペースがあると思うので、前の選手とのコンビネーションで崩したい。中3日でのゲームだけど疲れを口にしている場合ではないし、失点せずに得点して勝つことが目標」

 

MF 7 兵藤 慎剛

「まずは全体のバランスを考えてプレーしたい。あまり早くから前へ行きすぎてもスペースを消してしまうだけ。一つ遅れたタイミングで前に行くことで良いサポートになる。中盤でボールをつないでサイドでスピードアップするのがウチの狙い。うまく縦パスを入れていきたい。(前田)直輝が中に入ったときに(齋藤)学がサイドのスペースに出て行く選択肢もある。学と(伊藤)翔の距離感次第ではいい攻撃ができる。失点ゼロに抑えて1点以上取って勝てば有利になる。でもこちらからバランスを崩すことはない」

 

 

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ