2017.01.15

「日産自動車で働いている者にとってマリノスは特別な存在」(古川宏一郎社長)　[2017シーズン新体制発表会]

2017年01月15日 19時14分　
カテゴリ：ニュース
タグ : 古川宏一郎

15日、横浜F・マリノスは日産グローバル本社日産ホールで2017シーズンの新体制発表会を行った。会の冒頭では本日1月15日付けで代表取締役社長に就任した古川宏一郎社長が「サッカーは心が躍るスポーツであり、エンターテインメント。興奮する、熱狂できるのはスポーツしかない。そのサッカーを仕事にできてワクワクしています。100%の情熱を持って真摯に取り組んでいきたい」と所信表明を行った。41歳という異例の若さでの抜てきには未知数な部分も多くあるが、今後のエネルギッシュな采配に期待したい。

今季のチーム編成については利重孝夫チーム統括本部長が登壇した。『リーディングフットボールクラブ』を目指すための挑戦が始まり、勝つために必要な変化、革新があると訴えた。選手の出入りがあった中で「マリノスで戦うという意思を重要視して編成してきた」と力強く語る。さらにクラブ組織内でのF・マリノスDNAの戦略的継承やシティ・フットボール・グループが持つノウハウの実践・吸収も課題に挙げた。

昨日、カイケの期限付き移籍が発表され、現時点では27選手による編成となった。だが、すでにレポートしたように齋藤学に関しては去就が未定のまま。明日の始動日練習には参加する予定だが、移籍市場の動き次第で突然海を渡る可能性がある。フロントは慰留に努めつつも最後は本人の意向を尊重する構えだ。

そして利重本部長は余っている外国籍選手枠にも言及。現状ではウーゴ・ヴィエイラ、マルティノスの2選手とアジア枠のパク・ジョンスを保有しているだけで、まだ余力を残している状態だ。齋藤の去就次第とはいえ「ウインドーが開いている限りは追い続けたい」と追加補強の可能性も匂わせた。

チームは明日16日に始動し、19日からタイキャンプを実施する。ヨコハマ・エクスプレスではそのすべてをレポートしていく予定だ。

【一問一答】
古川宏一郎　社長

――社長就任のオファーを受けて

「とても興奮して、ワクワクしました。嬉しかったというのが最初の気持ちです。数年前からマリノスの社長をやりたいという希望を出していて、それが今回の就任につながったのかなと思います。サッカーが好きで経営に興味があるのだから、マリノスの社長はとても魅力的なもの。日産自動車で働いている者にとってマリノスは特別な存在です」

――難しい状況での就任になった

「10年以上優勝から離れているのが現状としてある。優勝争いするクラブでいなければいけない。私の中では『一番強いチームがマリノス』というイメージがある。そういうチームにしていきたいし、そのために社長としてできることをいろいろな課題に向けて取り組んでいきたい」

――現在抱えている課題は？

「短期的な課題と中長期的な課題があると思います。これから会社内でしっかりと課題を共有して、解消に取り組んでいく。今日はまず皆さんの前に初めて経って、自分を知ってもらうということに注力した」

――41歳という若さでの社長就任は異例だと思うが

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