「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「先のことは見えない状況。チームに迷惑がかかっているのはわかっている」(斎藤) ・「僕たちの世代がマリノスを引っ張っていけるようにしたい」(山中) [始動日コメント]

 

【コメント】

エリク モンバエルツ 監督

「時間が経つのは早い。3シーズン目を戦えることがうれしいし、とても高いモチベーションを持っている。少しチームが若返った。チームの平均年齢は下がったが、目標や野心は下がらない。チームとして上を目指してやっていく。Jリーグの形式が変わったことは知っている。自分たちの持っている目標に向けてハードワークしていきたい。(ウーゴ・ヴィエイラについて)彼のクオリティは点を取ること。トレーニングを見るかぎり、比較的早い段階でチームに溶け込めるのではないかという印象を受ける。我々が要求したことを受け入れる姿勢も持っている。ただしフィジカル面で時間が必要だ。前所属クラブでのシーズンを終えて、数ヵ月経っている。マリノスは天皇杯で12月下旬まで戦っていた。そこでのフィジカルコンディションの差はある。でもパワーやファーストタッチの質など、すでにテクニック面でのクオリティを見せている。チームに貢献してくれると信じている」

 

DF 4 栗原 勇蔵

「左ひざの状態はだいぶ良くなってきた。タイキャンプには帯同するけど、自分としては宮崎キャンプからしっかり合流したい。毎年新たな気持ちでスタートしている中で、今年のように別メニュースタートは初めてなので残念。チームに迷惑をかけて申し訳ないけど、自分のペースでコンディションを上げていけることをポジティブに考えたい。(チーム残留について)男気でもなんでもなく、自分の意志で残っただけ。気づけば上から2番目の年齢になった。でもオレも33~34歳だからおかしいことではない。若い選手がキャプテンや副キャプテンになるかもしれないので、そのときはアドバイスしていければいい。シュンさん(中村俊輔)はマリノスに対して一番気持ちが強い人。その人が自分のことを気にかけてくれているのはうれしい。また帰ってきたいと思えるように自分がチームを守っていきたいという気持ちはある」

 

GK 21 飯倉 大樹

「まだ練習初日だし、シゲさん(松永GKコーチ)と一緒にトレーニングしてきた時間が自分とほかのGKでは違う。だからそのぶんでの差はあるかもしれない。でも、みんな伸び盛りの選手だし、自分が絶対的な存在だとは思わない。そんなに甘い世界ではない。(GK陣最年長について)まだ早い。テツくん(榎本)くらいの年齢の人がいたほうが自分はラク。移籍してしまった選手がいるので心にロス感はあるけど、いまのメンバーでやっていくしかない。チーム全体でも上から4番目の年齢だし、いままで甘えていたぶん、これからは引っ張ったりまとめたりしていきたい」

 

 

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MF 6 扇原 貴宏

「練習初日は新鮮な気持ちで楽しかった。自分よりも年下の選手が多いと感じた。知っている選手はロンドン五輪で一緒だった(齋藤)学くんと、あと日本代表で少し一緒にやったことのある栗原勇蔵さんくらい。近い年代の選手もいるので、プライベートでも仲良くしたいし、それがサッカーにもつながると思う。監督とはまだ個人的に話をしていない。自分の特徴はどのチームでも変わらないし、ロングキックやサイドチェンジや攻撃を組み立てたい。去年はけがの影響もあって、あまり試合に出られなかった中でオファーをくれたチームに感謝したい。マリノスの選手になれるのは光栄なこと。それに恥じないプレーをしていきたい」

 

DF 24 山中 亮輔

「期限付き移籍したことはあるけど完全移籍は初めて。このチームの選手としてやっていくんだという緊張感を持って初日を過ごした。あまり気負い過ぎることなく自分のプレーを出していければいい。自分の特徴は攻撃の部分にあると思う。ドリブルやクロスのスピードなど、個で違いを出せるようにしていきたい。レイソルから完全移籍するのは簡単な決断ではなかったので悩んだ。その決断が間違っていなかったと証明できるように、マリノスで成功しないといけない。同世代の選手が多いのでチームには溶け込みやすい。僕たちの世代がマリノスを引っ張っていけるようにしたい」

 

MF 11 齋藤 学

「(自身の去就について)まだ何も決まっていないので話せることはない。代理人がマリノスや他のクラブと話をしているところ。その中でどうなるかわからないし、先のことは見えない状況。ただ海外に行きたい気持ちはある。チームに迷惑がかかっているのはわかっているけど、いまのタイミングはチャンスなので時間がかかっている」

 

 

 

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