「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

新たなチームを作っているという新鮮な空気。「オレもまだ日本でやるべきことがあるね」と斎藤もニヤリ [宮崎キャンプ初日レポート]

 

タイでの充実のキャンプを終え、チームはこの日から宮崎で二次キャンプをスタートさせた。移動日となった初日は午後練習一本のみ。しかしながら、練習の強度と集中力はなかなかのものであった。

ここまで主に別メニュー調整で過ごしていた栗原勇蔵、伊藤翔、ウーゴ・ヴィエイラの3選手もウォーミングアップから合流。パス練習やボール回しでも軽快な動きを見せ、終盤のフォーメーション練習以外のメニューを消化した。昨年10月に左ひざを痛めた栗原は「足の状態は良くなってきた。気にせずできるようになってきた」と手ごたえを感じていた。フル合流まであと少しだ。

その他では右ひざを痛めている仲川輝人と右内転筋痛の杉本大地はランニングなど完全別メニュー調整。左ふくらはぎ痛の下平匠は室内調整で、体調不良の松原健は療養となった。また、高野遼、原田岳、吉尾海夏の3選手はJリーグ新人研修のためキャンプ序盤は不在だ。

一方で、前日に加入が発表されたダビド・バブンスキーとミロシュ・デゲネクはしっかりとプレーした。周囲から「ダビ」と呼ばれるバブンスキーは柔らかいボールタッチで技術の高さを披露。「ミロシュ」の愛称となったデネゲクは力強いディフェンスに加えて、正確な足下の技術を持ち、何よりもコーチングなどでリーダーシップをとれるのが心強い。オーストラリア代表クラスという看板に偽りはなく、さすがの存在感を見せていた。

また、昨日レポートしたように齋藤学も宮崎キャンプに帯同。その存在がいることに違和感はなく、他の選手同様にフルメニューをこなした。ただ、練習が終わってから腰に痛みを訴えていた。本人曰く「みんなでサッカーをするのが久しぶりで、ちょっと歪みが出ただけ」という程度のようだ。

 

 

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