モンバエルツ監督の頭の中では昨季終盤のメンバーを中心にレギュラーメンバーが徐々に固まりつつあるようだ [宮崎キャンプレポート最終日]
11日間に渡る宮崎キャンプもあっという間に最終日を迎え、午前練習一本を終えてキャンプ打ち上げとなった。最終日のトレーニングには離脱していた仲川輝人と喜田拓也も合流。それぞれ離脱していた理由は異なるが、同じペースの調整でかなり負荷をかけてきた。患部の状態も問題なさそうで、キャンプ明けには実戦形式も含めた完全合流となりそうだ。タイキャンプ中から別メニューで調整しているGK杉本大地も部分合流できるまで回復しており、復帰は間近に迫っている。
パク・ジョンスの離脱が今キャンプ中に起きた最大のアクシデントだったが、練習試合で起きた事象だけに不慮の事故と見るべきだろう。相手選手と空中戦で競り合い、着地したときの腕の着き方が悪かった。不運な部分も大きく、誰も責めることはできない。パクは左ひじを固定した状態ながらグラウンドでの練習をスタートしている。経過観察しながらではあるが、練習に前向きに取り組んでいる様子がうかがえた。
今キャンプの全行程を取材し、チームはこれまでと違う空気感に包まれている。まず練習の強度が明らかに上がっている。『いい練習=勝てるチーム』ではないが、ハードなトレーニングを繰り返すことでチーム力が底上げされているのは間違いない。実際に公式戦で起用できない選手を見つけるほうが難しい。それぞれ一長一短あるとはいえ、皆にチャンスがあるだろう。昨季はやや強引に思えたカップ戦での起用法も、今季は自然な状態で登録全選手がピッチに立つのではないか。少なくとも主力組と控え組の格差はあまりない。
(残り 955文字/全文: 1626文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ