「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「地味にやっていくよ」。不敵に笑う若大将の完全復活は目の前に迫っている [練習レポート/栗原勇蔵について]

 

 

劇的な逆転勝利を収めた浦和レッズとの開幕戦の興奮冷めやらぬ中、マリノスは第2節・コンサドーレ札幌戦に向けてトレーニングを再開している。その輪の中に、チームで2番目の年長者となった栗原勇蔵、33歳がいた。

昨年の10月5日。ルヴァンカップ準決勝第1戦・ガンバ大阪戦で左ひざを負傷。左ひざ内側側副じん帯損傷で全治4~6週間と診断された。残りのリーグ戦をすべて欠場し、年末の天皇杯にも間に合わず。今季の始動日時点でもリハビリが続き、タイキャンプ中も必死に別メニュー調整を行った。

チームに合流したのは宮崎キャンプから。キャンプイン直後から元気にフルメニューを消化し「ようやくサッカー選手の体になってきた」と手ごたえをつかんでいた。しかし、その矢先にアクシデントに見舞われる。筋肉痛かと思われた両足付け根の痛みが肉離れと診断され、再離脱を余儀なくされる。

宮崎キャンプ途中からリハビリ生活に逆戻りし、黙々とランニング調整を行う。横浜に戻ってからもチーム本隊とは別での調整を続けた。ようやく全体練習に合流できたのは開幕直前で、試合メンバー18人に入ることはできなかった。

今週に入ってからも順調にフルメニューをこなしているが、再発を防ぐためにトレーニングのペースをあえて抑えている。ゲーム形式のトレーニングでは1本目に出場し、2本目はあえて外れる。そして再び3本目に入るといった具合に、負荷を調整しながらコンディションを上げている段階だ。

 

 

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