「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「新潟戦では格好悪くてもいいから最後まで体を張って、絶対にやられたくない。17チームの中でも一番負けたくない相手」(松原) [新潟戦前コメント]

 

 

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ 監督

「(ルヴァンカップ・セレッソ大阪戦について)ポゼッションはできたが、流れの中でチャンスを作れなかった。ピッチのラスト4分の3の部分が足りなかった。両サイドのトライアングルのところのコンビネーションを改善しなければいけない。その試合はマルティノスや(齋藤)学のように個人で突破する部分を出せていなかった。スペースがない中では個人の突破もキーワードになる。それとセットプレーから2失点しているので、そこでの守備を改善しなければいけない。ただ(栗原)勇蔵が90分できたのはポジティブなこと。(パク)ジョンスが戻ってきたのもうれしいことだ。

(齋藤について)スタートから出られるかはわからないが、試合のメンバーには入れる。トレーニングを一定期間抜けていたので、フィジカル面で90分プレーするのは難しいかもしれない。どのように試合に使うか。

(別メニューの喜田について)この試合のメンバーには入らない。けがが治っていない。こうした負傷や出場停止はよくあること。代わりに入る選手を信頼したい。選手それぞれに特徴がある。喜田はプレーの連続性がある選手だ。中町はボールをしっかりつなげて、空中戦が強く、そして得点も取れる。

(新潟戦について)どの試合も大事なことに変わりはない。常に勝ち点3を目指すのは当然のこと。鹿島はJリーグのトップにチームだった。そして新潟は鹿島とは異なる特徴を持っている。大事なのは相手が出してくる問題にどう対処していくか。対戦相手は彼らの強みを出してくるだろう。新潟はコンパクトな守備をしてくる。それに対して、我々の良さを出して攻略していきたい」

 

MF 8 中町 公祐

「セレッソ戦で左手の薬指を負傷してしまった。もしかしたら第一関節が折れているかもしれない。でもこの程度のけがでチャンスをみすみす逃すわけにはいかない。セレッソ戦ではヘディングの競り合いでピッチに叩きつけられる場面もあったけど、その流れがオレのプロ生活を物語っている。これまでも順風満帆ではなかったし、変な気負いはない。結果を出さなければいけない立場だけど、チームの勝利のために戦うことが重要。自分のプレーを優先して全体のバランスを崩すようでは意味がない。大事なのは勝つために何をするか」

 

 

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DF 27 松原 健

「自分がマリノスに来ることができたのは新潟でプレーしていたから。けがをして迷惑をかけてしまった時期も長かったけど、それも含めて新潟の一員として戦えたことにすごく感謝している。だから感謝の思いを持ちながらも、マリノスのためにしっかりプレーしたい。17チームの中でも一番負けたくない相手。手の内をすべて知っているけど、こちらのことも知られている。だからやりづらいけど、すごく楽しみ。自分にとって初めての古巣戦になる。もちろんブーイング。間違いなくブーイングでしょう。鹿島戦では自分のところでやられた。新潟戦では格好悪くてもいいから最後まで体を張って、絶対にやられたくない」

 

MF 14 天野 純

「上位争いするなら連敗は絶対にできない。ヤマ場の試合だと思う。鹿島戦では自分のプレーをまったく出せなかった。浦和や鹿島のようにトップクラスのチームと対戦すると自分の守備の甘さが出てしまう。ボランチは経験がモノを言うポジションだと思うし自分は攻撃の選手だけど、キー坊(喜田)のような守備ができれば上のランクの選手になれる。あとはセットプレーを大事にしたい。ここまで2回狙える場面があって、2回とも壁に充てている。ルヴァンカップを見てもセットプレーは大事なので、アシストやゴールで貢献したい」

 

DF 13 金井 貢史

「鹿島戦で負けて、ルヴァンカップのセレッソ戦も負けた。結果的に公式戦2連敗になったけど、チームの雰囲気は悪くない。相手どうこうではなく自分たちがアグレッシブにプレーして主導権を握りたい。ホームゲームなので、そうすることでマリノスの流れになっていく。(齋藤)学が復帰することで自分のプレーが引き出される部分はたしかにある。でも、これから学が代表で抜けることや、いつか海外移籍するかもしれない。チーム全体が学頼みになってしまうのは個人的に納得いかない。ただ、いるならお互いに良さを引き出し合ってプレーする」

 

MF 33 ダビド バブンスキー

「(練習中に左足で素晴らしいゴールを決めたことについて)いまは左足が神がかっている。自分がバルサ出身であることと関係なく、小さな頃から個人的練習を続けたことで左足の部分でも他の選手と違いが出る。バルサには10年間いて、いろいろ学んだのでどれか一つを選ぶことはできないが、小さな頃から“勝つ”という意識を常に叩き込まれてきた。勝って、勝ち点3を取ることを当たり前のように植え付けられてきた。そのためにどのようなパフォーマンスを見せられるかが大事になる」

 

 

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