2017年04月27日 19時10分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ　監督

「今日は我々が勝利に値する内容だったと思う。ポゼッションも我々のほうが高かったはずだし、シュートの数もたくさん打てた。ただ、残念だったのは相手に何度かカウンターを許してしまったこと。前半にそういう展開が何度かあった。それでも選手が高いインテンシティを発揮してくれて、その姿勢を称えたい」

――今日の試合で活躍した21歳以下の中島、遠藤への評価は？

「21歳以下の選手を出さなければいけないから出場しているわけではない。マリノスには若手が数多くいて、彼らはクオリティを持っているから試合に出ている。トレーニングでそのクオリティを見せているし、彼らの力を伸ばしていくことが個人としてもチームとしても必要。このような機会を通して若手が力を見せて、もっと伸ばしていってほしい。私は普段から彼らを信頼しているので、今日のパフォーマンスは驚きではない。今後に関しては山田や椿といった選手もいる。彼らも試合で能力を出す機会があると思う。アカデミーの選手も含めて、彼らも一緒に戦うということに誇りを持っていい。チームとしてコレクティブに良いプレーをして、各個人の能力が引き出されたということがいえると思う」

――本来は攻撃的な選手の遠藤が今日は右SBでプレーして活躍した。彼の将来性も含めて、もう一言もらいたい。

「（遠藤）渓太に関しては彼本来のポジションではなかった。しかし今日、期待したのはサイドのプレーを攻撃的にするということ。彼のスピードを生かし、サイドで数的優位を作り、裏に出て行く。その期待に応えてくれた。ただ前半はあまり右SBの経験がなく、特に守備で苦労していた。後半はメンタル的な強さを発揮し、修正してくれたことがゴールにつながった。彼のような若い選手は複数のポジションをこなすポリバレント性も重要になる。それができれば試合に出場して経験を積むことができる」

MF 26 中島 賢星

「やっと結果が出せた。素直にうれしかった。苦しい2年間だった。なかなか結果を出せず、うまくいかない時期も長かった。このゴールで何かすべてが変わるわけではないけど、良い意味で次につなげていきたい。ルヴァンカップももちろんだけどリーグ戦でも良い調子で臨める。自分が置かれている立場でアピールしていきたい。去年は右SBをやったり、CBをやったり、ボランチをやったりしていた。いままでずっとトップ下だったけど、違うポジションだからといってネガティブにならずポジティブに取り組んだことが今日につながった。今日の試合はみんながすごく闘っていた。そういう姿勢が勝利につながったと思う」

MF 18 遠藤 渓太

「小さい頃からマリノスでゴールを決めることが夢だった。ここまで長かった。でも、これで満足せずにやっていきたい。自分のところから失点してしまった、自分のことで手一杯だった。周りのことを考える余裕がなかった。今日のプレーに満足することなく、今度はリーグ戦でゴールを決めたい。もちろんサイドハーフで出場したいけど、与えられたポジションで結果を出すことが大事。自分や（中島）賢星くんが決めることでチームが波に乗っていければいいと思う」

DF 4 栗原 勇蔵

「負けた2試合とはメンバーが少し違って、リーグ戦に出場している選手もいた。やっていて可能性を感じたし、今日はゴールの匂いもしていた。ダビ（バブンスキー）のように難しいボールでもキープして前に運べる選手がいるのは大きい。それによって全体が押し上がり、サイドの選手も生きた。先制されてしまったけどラッキーなPKをもらえた。ゴールはただの同点ゴールではなく、このチームの初ゴールのようなものだった。それで勢いが出た。コイントスのときは風が強かったので、最初から勢いを出すために風上を取った。（杉本）大地とタカ（扇原）とだけその話をしていて、結果的に後半も風は吹いていたけど、この前の試合の反省を生かせたと思う」

MF 10 齋藤 学

「いい試合をして、いい勝ち方ができたかもしれないけど、締めなければいけない部分はたくさんある。失点場面の問題もあるし、これで満足してはいけない内容。でも勝ったことについてはポジティブな面もたくさんある。若い選手がいい刺激を与えてくれた。この流れをリーグ戦につなげていきたい」

DF 23 下平 匠

「ようやく帰ってくることができた。ピッチに入るときは久しぶりで少し緊張した。でもサッカーはサッカーなので変わらない。中に入ってからは普通だった。今日は時間が短かったけど、これから少しずつ出場時間を伸ばしていきたい。もう練習は普通にできているけど、練習試合をやる機会がなかった。自分が入ったときは2-1でそこから追加点が2点入った。今のチームでそういうことはあまりないので良かったと思う」