「この前の1点で何が変わったかは次の試合をやってみないとわからない」(中島)・「目に見える結果を出さなければいけない立場」(仲川) [甲府戦前コメント]
【試合に向けて】
エリク モンバエルツ 監督
「相手の[5-3-2]のシステムに対応し、自分たちがしっかりポゼッションして裏を狙いたい。自分たちがボールを持ってコントロールしたい。リーグ戦に出た選手は疲労をとらなければいけない部分もある。全員の力で戦っていきたい。サッカーは負けがあるスポーツなので受け入れなければいけない。サッカーというゲームをやる以上、相手も勝ちたい。もちろん我々も勝つために戦う。
リーグ戦とカップ戦のプライオリティについて簡単に言うことはないが、どのゲームもベストのチームで戦いたい。ただ、連戦では同じメンバーで戦うのは難しい。それはどのチームも同じこと。チームによっては選手を完全にローテーションしているし、ACLに出場するチームはクオリティの高い選手を数多く揃えていたりする。いずれにせよその状況に応じてベストな状態で勝ちを目指す」
DF 24 山中 亮輔
「先週の新潟戦はとにかく90分出場できたことが自分にとってポジティブだった。前半の最初から飛ばして、後半は少し消えていて、最後は足をつっていたけど、どうにか90分プレーできた。ただクロスの質が低い。試合勘と言えばそこまでだけど、与えられたチャンスで良いプレーを見せなければいけない立場。最初からどんどん前へ行こうと思っていたし、とにかく追い越して出て行った。それが自分も持ち味。セットプレーもチャンスがあれば蹴りたいし、ゴールやアシストといった形で結果がほしい」
MF 26 中島 賢星
「この前の1点で何が変わったかは次の試合をやってみないとわからない。リーグ戦のベンチに入れたわけではないし、あの1点だけで足りないのは自分でもわかっている。監督に求められるものにプラスして自分にしかできないプレーを出したい。結果を出し続けることが大事だし、ゴールへの欲は確実に高まっている。セットプレーのこぼれ球は練習でもよくきていたので、次も狙っていきたい。ボランチをやっていてボールを奪えたときが楽しい。タカくん(扇原)は自分が上がったときもカバーしてくれているし、二人ともボールをさばけるので楽しい」
FW 19 仲川 輝人
「先々週から先週にかけて体調不良だった。39度を超える高熱が続いて、全身がダルかった。その間に体重が3キロくらい落ちてしまって、体重はまだ完全に戻っていない。あと0.5キロくらい。でも練習には合流しているし、プレーはできる状態。どういう展開になるかわからないけど、出場したらゴールを決めたい。目に見える結果を出さなければいけない立場」
MF 18 遠藤 渓太
――U-20日本代表に選出された率直な感想は?
「アジアユースが終わってから、U-20W杯のメンバーに入ることを目標にしていた。選ばれたことはうれしいけど、それだけで終わってはいけない。自分自身がどれだけできるか証明したいし、楽しみ」
――ルーキーイヤーにある程度試合に出たけど、プロ2年目の今季はリーグ戦であまり出番に恵まれていない。そういった状況で焦りや不安はあった?
「F・マリノスで試合に出るようになって代表に選ばれるようになった。でも昨年の終盤は出番が減って、今年に入ってからもリーグ戦には先発できていない。反対に最近は同世代の周りの選手がリーグ戦に出始めて、点を取ったりしている。自分もルヴァンカップで初めてゴールを決めることができたけど、もっと結果を出して認めさせなければいけないと思っていた」
――ホッとしたというのが本音?
「自分は当確というわけではなかったと思う。でも代表遠征ではゴールという結果を残せていたし、やれることはやったかなと。最終的に21人に選ばれなかった選手の分もしっかりプレーしなければいけない」
――世界の舞台でアピールしたいプレーは?
「これまで海外遠征でフランスやブラジルと対戦して、自分のスピードやドリブルがどれくらい通用するかはある程度わかっている。その他の部分でもアピールしたいけど、まずは自分の武器で負けないようにしたい。自分が対戦してきた中ではフランスが一番強かった。フランスとまた対戦するためにもウルグアイやイタリアを倒さないといけない」
――ゴールとアシストのどちらにこだわる?
「アシストよりも点を取りたい気持ちが強い。代表にはドリブラーがあまりいないので、出場したらどんどん仕掛けていきたい」
――背番号11について
「いまF・マリノスでは11番が空いていて、それを着けられるようになるには周りの選手にもっと認められないといけない。今回は代表だけど11番ということで、代表の11番が似合う男になりたい」