「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「いい流れでプレーできたけど2点目が取れなかった」(新井)・「あれだけチャンスを作った中で1点では足りない」(齋藤) [広島戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「今日は我々がゲームを支配して、チャンスをたくさん作ったが、最後のリアリティを欠いた。あと相手のGKは素晴らしいパフォーマンスをしたと思う。最後は(新井)一耀の足がつりかけて、そこでの交代で少しバランスを崩した。プレーのクオリティはある程度高いものを出せたが、少しフラストレーションが溜まる結果になってしまった」

 

――ミロシュ・デゲネクの右SB起用はプランにあったのか?

「(新井)一耀が問題なければ90分プレーさせたかった。一番は良かったのはディフェンスラインの選手を代えないことだった。ミロシュはDFのポリバレントな選手で、代表チームでは何度かSBをやっている。最後の10分間そのポジションを務められるクオリティを持っている。(松原)健は前回の鳥栖戦でベンチに入っていたので昨日はトレーニングする必要があった。そしてCBの控えもいなかったので、よりポリバレントなミロシュがCBとSBのところでベンチに入っていた」

 

――グループステージ敗退となったルヴァンカップの総括は

「チームが見せたクオリティと結果は必ずしも一致していない。特に最終戦の広島戦がそうだった。そして昨シーズンよりもプレーのクオリティは良かったが勝ち抜くことができなかった。広島戦ではリアリティが足りなかった。でもこの6試合を戦うことでチームスタイルがより出せるようになった。ポゼッションしてゲームをコントロールすることができるようになってきたので、結果が出なかったことが残念。今後は練習試合を組んでいくことを考えている」

 

MF 28 高野 遼

「左サイドハーフということで正直、不安しかなかった。とにかくクロスや縦への突破という自分の特徴を出すことしか考えていなかった。ゲーム形式の練習でもほとんどやっていなかったし、90分やったのは今日が初めて。この前の鳥栖戦で20分くらいやったのが、そのポジションでの初めてのプレーだった。前半は自分の気持ちを上げるためにもチームに勢いをつけるためにも積極的に行こうと思っていた。初めてのわりには良かったと思っているけど、クロスが得点につながらないという部分が自分に足りないところ」

 

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FW 17 富樫 敬真

「久しぶりの公式戦が大事な試合だった。ルヴァンカップでは3連勝していて、良い流れできていた。最悪でも引き分けてプレーオフ進出を決めなければいけない状況で、そのためには追加点が必要だった。同点に追いついてからはずっと狙っていたけど、決められないとこういう結果になってしまう。チャンスはあったし、自分のプレー内容も悪くなかった。でも決め切らないとこういうことになる。でも各々がルヴァンカップで得たものがあるはず。それをリーグ戦に還元していく義務がある」

 

DF 15 新井 一耀

「(交代について)自分の中ではまだ行けたと思っている。ベンチとのコミュニケーションが足りなかった。少し足をつっているというのは伝えていたけど、そのあとコンタクトがなくて、そのまま交代になってしまった。それが悔やまれる。前半が終わって右サイドからの攻撃がないと言われたけど、後半は(齋藤)学くんが入ってすごくやりやすかった。学くんとは左サイドで組んでいたこともあるし、得点の場面も学くんがスペースに出して、自分もうまく走り込めた。中は(富樫)敬真が見えていて、その後ろから誰か入ってくるという感覚があって、それがテル(仲川)だった。いい流れでプレーできたけど2点目が取れなかったことでグループリーグ敗退になってしまった」

 

MF 10 齋藤 学

「自分も含めて仕留めなければいけなかった。ルヴァンカップはリーグ戦からメンバーを入れ替えて戦った中で、今日も良いサッカーができていた。この内容で1点しか取れなかったのは力のなさ。自分が入って何も仕事をしなかったらいる意味がない。後半に入ってからいい流れだったので逆に入り方が難しかったけど、うまく入れたと思う。あれだけチャンスを作った中で1点では足りない。誰かが触ればゴールになるようなボールを出したり、自分自身が決めてしまうとか、そういう力が足りなかった」

 

GK 31 杉本 大地

「追いついてから守りに入ったほうが危ないと思っていたので、攻め続けるという姿勢は出せたと思う。でも無駄な失点をして先がなくなってしまった。今日は結果がすべて。あのシチュエーションにさせてはいけなかった。あれだけ余裕がある中でクロスを上げさせたら中は難しい。シュートの部分ではなく、そうさせてしまったことが問題。ルヴァンカップは自分が全試合に関わっていたので、上に進みたかった。それができなくて不甲斐ないし、サポーターに申し訳ない」

 

MF 26 中島 賢星

「前半はあまりうまくプレーできなかった。マチくん(中町)と組んだのはタイでの試合だけだったし、ダビ(バブンスキー)が自由に動くことも意識していた。自分としては相手の3バックを引き出すような動きを意識していたけど、それがスムーズにできなかった。ボールを受けた場面でも前方向に出せないシーンがあった。ルヴァンカップ敗退は残念だし、これからはリーグ戦しかない。そこで出場機会をつかむためのアピールを十分にできなかったことが悔しい」

 

 

 

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