「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「敬真くんがうまく決めてくれた」(中島)・「久しぶりにCBで出場して楽しかった」(新井) 他 [FC大阪戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「今日は自分たちがゲームを支配できた。前半はチャンスを得点に結びつかなかったが、相手を走らせることはできた。後半はより違いを出せた。ただ、今日は相手も良い守備をしていたので、それを称えたい。カップ戦は勝ち抜くことが最も重要なので、それを達成できてよかった」

 

――前半よりも後半のほうがチャンスを多く作り得点できた要因は?

「前半も悪くなかった。センタリングもたくさん入っていた。ただ、センタリングに対して入り込む動きが効果的ではなかった。後半は自分たちがボールを動かしていたぶん相手が走らなければならず、疲労によってスペースが生まれたことで違いが出た。あとは若い選手がたくさん出ていて、まだ経験の少ない選手たちだった。判断のところで、いつスピードアップするかの正確性を欠いた影響もあった」

 

――カテゴリーの違うチームと対戦する難しさを感じたか?

「今日はあまり難しいゲームではなかった。自分たちが支配できた。決めるべきところを決めておけばもっとラクに進められたと思うが、最終的には3-1で勝てた。若い選手を信頼してピッチに送り出すことが大事だった。繰り返しになるが、若い選手の判断は経験がないぶん安定して正確なプレーをできなかった。でも勝ち抜いたことが重要なことなので、それは良かった。今日は若手の中にいた山田が試合に出て、素晴らしいプレーを見せてくれた。素晴らしいクオリティを持っていることを見せてくれた」

 

FW 17 富樫 敬真

「前半のうちに1点取りたいと思っていた。天皇杯の初戦は毎年難しいゲームになるので、前半に点を取って折り返したかった。(中島)賢星との関係性は練習からできている。少しボテボテのシュートになったけど、それが逆に良かったのかもしれない。後半は少し緩い雰囲気になりかけた。そのときに(下平)匠くんがあえて球際に強くいくことで全体を引き締めてくれて、その時間帯に追加点を取れたことが大きかった」

 

 

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DF 27 松原 健

「マリノスに移籍してから初めてアシストしたけど、その前にもっとフリーでクロスを上げている場面もあったし、慌てないでよかった場面もあった。そのあたりの状況判断がまだまだで、若かった。できれば失点ゼロで終わりたかったし、リードしてから少し緩さが出てしまった。ただ、カテゴリーの違う相手にしっかり残せたことはよかった」

 

MF 26 中島 賢星

「自分の前を通り過ぎるパスが前線に入ったときに、自分が次の展開でボールを受けることを狙っていた。(富樫)敬真がいい形で落としてくれて、左に(前田)直輝くんがいたけど、あえて右の敬真くんに出した。ボールが少し長くなってしまったけど、敬真くんがうまく決めてくれた。後半はミドルシュートを狙っていたけど、いい形でボールを受ける場面がなかった。でも前半よりもみんな動きが良かったと思う」

 

DF 15 新井 一耀

「なるべく前にボールを出すことを意識していたけど、慌ててボールロストするのは避けたかった。相手の間でボールを受ける動きはみんな徹底できていたので、相手のゴール前でもう少し精度があればもっと簡単なゲームにできたと思う。ただ、最後の失点はいらなかった。3点リードしたことで足が止まってしまった。トーナメントを勝ち上がっていく上では見つめ直さないといけない部分。個人的には、久しぶりにCBで出場して楽しかった。でもSBの楽しさも感じているので、どちらのポジションでも高いパフォーマンスを出せるようにプラスに考えたい」

 

MF 41 山田 康太

「長い時間プレーできるのはうれしかった。スタメンだったけどあまり緊張はしなかった。でもユースの試合とは雰囲気が違ったし、声が通らないという違いもあった。自分がフリーになったときに(中島)賢星くんと(前田)直輝くんといい距離感でプレーできたときは手ごたえを感じている。基本的には自分が中盤のアンカーの位置だったけど、賢星くんからは前に行ったときはフォローするから自由にやっていいと言われていた。プロの選手と一緒に練習や試合をやって、少しずつスピードと判断が上がってきたと思うし、そういうところは成長できているのかなと感じている」

 

 

 

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