「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「プロに入ってからヘディングゴールは初めて」(扇原) ・「ドームの芝の質はまったく違う」(飯倉)他 [札幌戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「予想していたとおりインテンシティの高いゲームになった。特に前半はダイレクトプレーで長いボールを使い、前線のフィジカルに優れた選手を使ってくることを予想していた。ただ自分たちがボールを持ったときは相手を走らせることができたので、後半は連動性のスピードを上げてゴールに結びつくことができた。先制したあとは自分たちがゲームを進めやすくなり、最終的に2-0というスコアになった」

 

――11試合負けなしの要因は?

「大事なこととして、11試合負けていないことよりも勝っている試合が多いことが大事。そして勝つために大事なこととして攻守のバランスが取れたサッカーをすること。しっかり守備をして失点を減らし、自分たちがボールポゼッションするサッカーが良いクオリティで出せている」

 

MF 14 天野 純

「CKの場面は(中澤)佑二さんと話して、相手GK付近はキャッチされてしまうので少し離れたところを狙おうと決めていた。結果的に決めたのは佑二さんではなかったけど、タカ(扇原)がいいタイミングで入ってきてくれた。直接FKはコースもスピードも悪くなかったけど、回転が少し足りなかった。今度チャンスがあったら必ず決めたい。(フルタイム出場が途絶えたが)そこにこだわっていたわけではないし、監督が決めること。そこに関して僕が言うことは特にない」

 

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MF 10 齋藤 学

「今日はゴールを決められそうな雰囲気があった。でもチームが勝つことが一番大事。この前の新潟戦のように序盤は相手に圧されていたけど、そこをしのいだあとに自分とマル(マルティノス)がポジションを変えて攻撃の起点を作ることができた。いい判断ができたと思う。ただゴール前でファウルを受けた場面で右足首を痛めてしまった。連戦なのでしっかり治さないといけない。ただ交代で入った(前田)直輝や(遠藤)渓太にもチャンスがあったし、競争が激しくなるのはいいこと」

 

MF 6 扇原 貴宏

「ヘディングは苦手で、プロに入ってからヘディングゴールは初めてだと思う。思い切って中に入ったらフリーになっていて、そこに(天野)純がいいボールを蹴ってくれた。清水戦ではリードしている状況でセットプレーから失点して、それが自分のマークだったことをめちゃくちゃ気にしていた。まさかセットプレーから点を取れるとは思っていなかったけど、どこかで取り返したい気持ちは強かった。リードしてからは簡単にボールを失わないように焦らずボールを回すことを心がけた」

 

DF 5 喜田 拓也

「自分が試合に出ていないときもチームにとって有益になるように心がけて過ごしていた。今日こうして試合に出る側になって、でもベンチの選手やベンチ外の選手もいる。そういった選手たちの思いも背負って、勝つことだけを考えてプレーした。前半は攻撃が左サイドに偏っていたので、ハーフタイムにみんなで話して中央でのプレーを増やすことで修正した。自分自身久しぶりの試合だったけど、チームがやりたいことだけでも自分がやりたいことだけでもダメ。そのバランスを意識しながらプレーしたし、手ごたえは悪くなかった。(キャプテンマークについて)学くんから付けろと言われて、(中澤)佑二さんに確認して、(飯倉)大樹くんにもアイコンタクトで確認した」

 

GK 21 飯倉 大樹

「ドームの芝の質はまったく違う。バウンドがどう変わるかわからないし、水を撒いていないこともある。ゴールシーンだけを切り取るとミスということになるのかもしれないけど、GKのことはGKしかわからない。次は自分がああやって失点しても不思議ではない。2点目に関しては1点目からの流れがあるし、メンタル面を切り離して考えることはできない。ク・ソンユン選手は自分のミスだと思ってこれから練習していくと思うけど、絶対に簡単な仕事ではないし、それだけは上から見ている人にもわかってもらいたい」

「ドームの芝の質はまったく違う
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