2017年08月19日 17時20分　
カテゴリ： 選手コメント

【試合に向けて】

エリク モンバエルツ　監督

「（ネルシーニョ監督の契約解除について）神戸にとって監督を交代することが良いかどうか私にはわからない。それについては今後を見なければいけない。ただ、ここまでネルシーニョ監督が神戸に対してやってきたことをリスペクトしている。浦和のペトロヴィッチ監督もそうだったが、クラブに多大な貢献をした監督が去るのは残念なこと。監督だけの責任にするのは簡単なこと。監督にはもちろん責任があるが、選手やクラブを運営する人間も絡んでくる問題だ。

（ポドルスキについて）もちろんポドルスキは素晴らしい選手だが、彼一人に何か対策を講じるということはない。神戸にはポドルスキ以外にも素晴らしい選手がいる。助言は与えるが、守備のやり方を変えることはない。それは失点していた時期も同じで、我々はずっと同じ守り方で戦ってきた。ただポドルスキがペナルティエリア内に入ってきたときのプレーは非常に危険。しっかりマークしなければいけない。エリア外からもシュートを打ってくるが、そこは我々の中盤にいる運動量豊富な選手が対応するだろう」

DF 22 中澤 佑二

「（ポドルスキについて）シュート、パス、トラップといった基本的な技術が高い。ただ、動きの量は多くないと思う。相手はシュートレンジが広いのでそこに人を配置しないといけない。喜田やタカ（扇原）の仕事が重要になる。ペナルティエリアの中を守っていても、外からズドンと決められてしまっては意味がない。なるべく早い段階からケアしたい。神戸は監督が代わって、ウチにとっては一番やりにくいタイミングになる。相手は危機感を持ってプレーしてくるので、ウチは立ち上がりから集中しないといけない」

GK 21 飯倉 大樹

「神戸は図抜けた飛び道具を持っている選手が何人かいる。それにチーム全体としてしっかり準備することが求められる。シュートレンジの広い選手がいると、どうしてもそこに意識が引きつけられてしまって、その他の部分が盲点になる。特にポドルスキはシュートレンジが広いし、ハイライトを見ているとパスも出せる選手。自分はもちろん、フィールドプレーヤーが良いポジションを取らないと危ない。ここから上位に残るためには取りこぼせない。9月以降は上位陣との対戦が控えているので、そこにつながるゲームをしたい」

MF 20 マルティノス

「ここへきて気候が少し涼しくなっているのはコンディション面にとっては良いこと。自分の状態もまずまず。神戸については監督が代わったこともあって、正直よくわからない。自分たちのサッカーを貫くことが大事だ。自分と（齋藤）学は試合前も試合中も話し合っているし、お互いに両サイドのポジションができる。試合のシチュエーションによって位置を入れ替えることができるし、どちらでなければダメということもない。ここまで5ゴール4アシストだけど、8ゴール8アシストは達成したい。そうすればチームの順位も上に行く」

DF 27 松原 健

「無失点の試合が続いているのは良いこと。でもピンチがまったくないわけではないので、鳥栖戦でやられた場面をフォーカスしなければいけない。前半に一度ワンツーで崩された場面はディフェンスラインの横のスライドができていなかった。そのあたりは選手同士の連係を突き詰めていかないといけない。ただ、そういう場面で失点しないのがウチ。神戸はネルシーニョ監督が解任になってどう変化するか。攻撃陣が豪華なのは間違いないので、90分間気を抜くことなく集中してプレーしたい」

MF 6 扇原 貴宏

「ポドルスキはシュートレンジが広いのでフリーにすると危険な選手。日本人選手と同じ感覚で対応したら痛い目に遭う。でもチームにどこまでフィットしているかは未知数だと思う。自分たちがボールを回すことで相手のフラストレーションが溜まる展開にできるのが理想。神戸は監督が代わったタイミングなのでフレッシュな気持ちで臨んでくるはず。でも自分たちは連勝で上位との勝ち点差を詰めた状況なので、ここで負けたら連勝の意味がなくなってしまう」

DF 34 ミロシュ デゲネク

「（オーストラリア代表について）まだ予備登録の段階で23人に選ばれたわけではないので気持ちに変化はない。まずは今週の神戸戦、来週のFC東京戦に向けてしっかり準備していきたい。神戸戦は自分たちにとって重要なゲーム。相手の監督が交代したことで、より難しいゲームになった。世界的な選手のポドルスキが加入したことで、その選手の経験がチームに落とし込まれるのかもしれない。ただ個人的に彼がどうこうということはない。ただ間合いを空けてスペースを与えるとシュートを打たれてしまう。しっかり対応していきたい」