すさまじい声量の応援だった。久しぶりに自身のチャントが日産スタジアムに響き渡り、栗原は不思議な感覚に陥った [栗原勇蔵の現在について]
背番号4の途中出場がアナウンスされると、マリノスのゴール裏を中心にこの日一番の大声量が日産スタジアムに響き渡った。それは、マリノスサポーターの心の叫びだったに違いない。
「試合に出るたびにサポーターの大歓声を聞けて、テンションが上がる。個人的にはそれが今日の最大の収穫」
試合後、栗原勇蔵はそう言って満面の笑みを浮かべた。
負傷離脱から復活し、9試合ぶりにピッチに立った。奇しくも前回の出場は、同じFC東京戦。その試合は栗原にとって今季リーグ戦初先発で、並々ならぬ気合いで臨んでいた。
マリノスは2連勝の状況で第15節・FC東京戦を迎えていた。ただ開幕から全試合に先発していたミロシュ・デゲネクは、コンフェデレーションズカップに参加するオーストラリア代表に選出されたため不在。代役に指名された栗原にようやく出場機会がめぐってきたというわけだ。
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