「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「SNSに自分の言葉を載せたら、いろいろな人がコメントしてくれて、本当に支えられていると感じた」 [齋藤学コメント]

 

 

27日、右ひざ前十字じん帯損傷で全治8ヵ月見込みと診断された齋藤学が、検査後初めて報道陣の囲み取材に応じた。受傷日から数えて5日目のため練習グラウンドに出ることはないが、すでに室内でできる範囲でリハビリを開始しているという。「前向きに考えている」という言葉を繰り返し、松葉杖姿ながらも気丈に振る舞った。なお、患部の腫れが引いた2~3週間後に手術を行う予定になる。

以下、齋藤学のコメントである。

 

 

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MF 10 齋藤 学

「前向きに考えているし、なるようにしかならない。けがをした時のことなどを考えだしたらキリがないので、前向きに考えたい。10月や12月に代表戦があって、それを経て来年のW杯に行きたいという考えはあったけど、なかなか自分のプラン通りにはいかないもの。8ヵ月という全治をどれだけ短くできるか。でも再発するかもしれないし、逆足をけがしてしまうかもしれない。そのあたりも考えながら無理をしてW杯に間に合わせようとは考えていない。やるだけのことをやってベストのタイミングで復帰したい。受傷して、次の日に検査をして、そこからすぐにリハビリを始めている。これからしんどいこともあるだろうし8ヵ月は長いけど、その間に新しい自分を作りたい。松葉杖がなくても歩けるし、歩行訓練もやっている。でも術後のことを考えて松葉杖を使っている。一番緊張したのは検査の結果を聞く時。1~2週間で治るねんざの可能性もあったし、全治3ヵ月の半月板損傷だったかもしれないし、前十字じん帯で全治8ヵ月かもしれなかった。その中で一番悪い結果だった。昨日SNSに自分の言葉を載せたら、いろいろな人がコメントしてくれて、本当に支えられていると感じた。(キャプテンとしてチームに伝えたいことは?)今まで通りみんなやるべきことをやってくれればいい。練習での姿勢などは把握しているつもりだし、選手とコミュニケーションを取ることも変わらない。優勝の可能性は遠のいてしまったけど、ACL出場権獲得の可能性はあるし、天皇杯も残っている。すごく大事な時期に自分がいないのは申し訳なくて自分も悔しいけど、そういう状況になって力をつける選手もいる」

 

 

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