「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(松原)健くんのおかげで試合に出られるようになった。ありがとう(笑)」(山中)・「マジで感謝しろ(笑)」(松原) [松原・山中 両SB対談 3]

 

【両SBインタビュー対談 第3回】

対象選手:松原健&山中亮輔
実施日:8月31日(木)
インタビュアー:藤井 雅彦
協力:横浜F・マリノス広報室

 

 

前回からつづく

 

最終回のテーマは『SBについて』だ。

開幕当初、二人は対照的な立ち位置だった。松原が開幕スタメンを勝ち取ったのに対して、山中は負傷の影響もありベンチにも入れなかった。そんな状況を互いにどう見ていたのか。

月日が流れ、最終ラインの両サイドには松原と山中がいた。ピッチ上で交わる機会はほとんどないが、そんな両選手にも目に見えないコンビネーションは存在している。

生まれ変わったF・マリノスの両SBが描く青写真とは――。

 


 

 

――開幕当初、二人は対照的な立ち位置でした。

 

山中「僕はキツかったです…。SBの中で5番手くらいだったと思います。けがの影響で出遅れてしまい、ルヴァンカップのグループステージにも先発できませんでした。これまでのプロサッカー生活の中でもかなり苦しかった。神戸に0-2で負けている状況でベンチにいて、自分より先に二種登録の(山田)康太が試合に出て、負けている状況でも3枚目の交代のカードが切られず、結局出られなかった(4月12日、0-2で敗戦)。もっと若かったら気持ちが切れていたかもしれません」

松原「オレも新潟で同じような経験をしたことがあるので、その苦しさは分かるよ。でもオレは、ヤマが良い選手なのは知っていたので、いずれチャンスが来るだろうと思っていました。そうしたら他ならぬ自分がチャンスを与えてしまうという…(苦笑)」

山中「ありがたい!(笑)」

松原「自分が累積警告で出場停止になった試合で(金井)貢史くんが右サイドに回って、左でヤマが先発するようになったんだよね。そうしたら今度は自分がしばらく試合に出られなくなった」

 

 

 

山中「健くんの累積のタイミングが少しでも遅かったら、自分ではなくけがから復帰した(下平)匠くんが先発していたかもしれない。健くんのおかげで試合に出られるようになった。ありがとう(笑)」

松原「マジで感謝しろ(笑)」

 

――対照的に、松原選手は開幕から先発出場して、2連勝という最高のスタートを切りました。

 

山中「僕はプロになって開幕スタメンを経験したことがないんです。だから開幕戦で先発して、その相手が浦和レッズというビッグクラブで、しかもしびれるような勝ち方を経験できた健くんが本当にうらやましい! どんな気持ちだったの? やっぱり緊張するの?」

松原「正直、緊張であまり試合内容を覚えていない(苦笑)。宇賀神選手にかなり手を焼いたことだけ覚えています。でもリードしている状況から2-2に追いつかれたら負けてしまう流れになりそうだけど、そこを踏ん張って勝ち切れるというF・マリノスの底力を実感しました」

山中「最高のスタートじゃん!」

松原「移籍という道を選んだ良かったと思えた瞬間だったね。最初は自分だけ出ていて、ヤマが出るようになってからは自分が出られなくなって。すれ違いだったけど、中盤戦以降はようやく二人で先発できる試合も増えて、しかも結果を出せて良かった」

 

 

――両SBというポジションですが、試合中はコミュニケーションを取るのですか?

 

 

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