赤鯱新報

【横浜FMvs名古屋】レビュー:まさかのミラーゲームに持ち込まれ、横浜FMに完敗。今季初のリーグ3連勝はならず、改めて課題が浮き彫りとなった。(2664文字)

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ第10節
5月6日(水・祝)横浜FM 2-0 名古屋(15:03KICK OFF/日産ス/22,514人)
得点者:10′ アデミウソン(横浜FM)51′ 中町公祐(横浜FM)
※公式記録・西野監督のコメントはこちら(名古屋公式)
※今回はVTRを見てのレビューです。
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布陣変更を利したミラーゲームに持ち込むことで苦境を脱した名古屋が、今度は自分たちがその策にハマることになろうとは、誰が想像しただろうか。横浜FMのまさかの3バック採用で混乱に陥ったチームは前半のうちに退場者を出す不運にも見舞われ、リーグ3連勝を良いところなく逃した。

完全にしてやられた一戦だった。2週間前にナビスコカップで対戦済だった相手は、当時ターンオーバーしたメンバー構成だけでなく、その配置までもを変更して名古屋を迎え撃ってきた。3-6-1の布陣は名古屋と全く同じ形ながら、その両ウイングバックは本職のサイドバックであり、機動力と攻撃力を備える小林祐三と下平匠が務め、1トップも空中戦に強いタイプではなく、スキルフルな万能型FWアデミウソンであるところが大きな違い。中町公祐や藤本淳吾ら経験豊富なゲームメイカーが複数いるという点では、チームとしてのバランスはむしろ横浜FMが上とも言え、予想外の策に戸惑う名古屋を尻目に一気に主導権を握った。

(残り 2175文字/全文: 2756文字)

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