赤鯱新報

【名古屋vs柏】プレビュー:あっという間のステージホーム最終戦。今季を象徴するチーム状態の中、序盤を戦い抜いてきたカウンターサッカーに名古屋は勝機を見出す。

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ第16節
6月20日(土)名古屋vs柏(16:00KICK OFF/豊田ス)
試合情報(名古屋公式)
———-

早くも迎える1stステージのホーム最終戦は、良くも悪くも今季序盤の名古屋を象徴する戦いになりそうだ。

まずはマイナス面で言えば戦力だ。首脳陣、スタッフともに周到な準備をしてきたにもかかわらず、やはり負傷者が続出してしまったのは残念なところだ。野戦病院という使い古した表現はあまり使いたくないが、気付けば負傷者はチームの3分の1を超える10名以上となり、18日の非公開練習に参加できるフィールドプレーヤーは18人という状態。試合メンバーがGK2名を加えての18名で、今季のチームが31名で構成されていることも考えれば「前代未聞ですよね」という磯村亮太の言葉にも頷くしかない。

先日の練習試合で負傷した矢野貴章と田中輝希は柏戦に間に合う見込みだが、川又堅碁はステージ最終節への調整が現実的なところとなった。松田力も右ふくらはぎの肉離れと見られ、ステージ内の復帰は微妙。センターフォワードはスロベニア帰りのノヴァコヴィッチに託すしかない。手負いの名古屋、と言ってもいい状況は、西野朗監督が悩んできた「戦力の確保」がままならない、という序盤のチームをよく表している。

(残り 1686文字/全文: 2244文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ