赤鯱新報

【仙台vs名古屋】プレビュー:苦難の前半戦を糧とするためにも勝って終わりたい1stステージ。敵地での“6ポイントマッチ”を制してさらに上の順位を目指せ。

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ第17節
6月27日(土)仙台vs名古屋(19:00KICK OFF/ユアスタ)
アウェイ・仙台戦の観戦ルールについて(名古屋公式)
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様々な問題を抱えながら切り抜けてきた序盤戦から得たものを、いかにして勝利に結びつけるか。1stステージ最終節のテーマはその一点に尽きる。負傷者が続出する異常事態には総力戦で対応し、過密日程の中では実戦でトライ&エラーを繰り返してきた。ギリギリのところで戦ってきた反面、選手たちはタフに戦い、強い負荷の中で鍛えられてきたとも言える。十分な休養と準備期間を置いて迎える今節の仙台戦は、確保した戦力できっちりとフォーカスできる分、指揮官も選手も高い集中力をもって臨める一戦となる。

今季のチームは開幕戦前後は理想を追求し、結果が伴わないと見るやすぐさま現実的な戦い方にシフトチェンジした経緯があったが、相次ぐ負傷者の影響で今度は攻撃的に戦わざるを得ない状況に追い込まれている。もちろん、ここ5試合でオウンゴールを含むわずか3得点しか挙げられていない攻撃陣へのテコ入れもあるが、田中マルクス闘莉王やダニルソン、ついには矢野貴章まで負傷離脱してしまっては守備に力を入れようにもキャスティングが伴わないというもの。だが小川佳純が期待以上にボランチで奮闘し、矢田旭がトップ下でその才能を最大限に発揮していることで、むしろ状況は好転しかかっていると言ってもいい状態になってきた。

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