赤鯱新報

【無料掲載】「山形戦ではグスタボの10分を活かそうと話をした」。西野朗監督試合前々日記者会見の様子。

西野朗

練習前の円陣では西野朗監督が大ケガを負ったグスタボへの思いを吐露。選手たちはみな神妙な顔でそれを聞いていた。

西野朗監督試合前々日会見でのコメントは以下の通り。

●西野朗監督
Q:山形戦を控えて今の状況は?
「そうですね…。レッズに取れたという結果を踏まえたり、いろんな落とし穴というか、油断したり過信があったり、いろんな課題に対しての不安があったり、といろんな状況が依然としてあるわけなので。もう今は本当に自分たちのチーム力を、戦術やフィジカルやいろんなことはありますけど、ゲームに対するタフさ、ボールに対する執着心というところを、サッカーはメンタルだけではないんだけど、そこが利かないと今は、というところもあるし」

Q:ここ3戦はそのタフさが勝因につながっています。例えば開幕戦の結果が選手に変化をもたらしたのでしょうか。
「そんなことはないと思いますけどね。毎試合、何か大きく変わったってことはないですよ」

Q:今日は疲れを考慮したメニューでしたが。
「もう今日はもっと落としてもいいぐらいでした。疲労は感じますね。浦和戦にしても相手よりも走った、動かされたというところもありますけど(苦笑)。だからもっと自分たちから、というところが欲しかったところがあります。自らアクション起こして相手を動かすってくらいの内容で結果も出すことがゲームに対するアプローチとしては最高の状況ですよね。ただやっぱり、勝つには勝ったけれども、という試合で。でも選手はそういうところを真摯に受け止めているし、内容的にというかね。怯えることなく自信を持ってプレーしていく。浦和の選手たちの良さというのはそういう部分にあると思うんですよね。誰が中心というわけでもなく、ボールを受ける、保持する。自信がある中でのプレーだと思うので、見習うべきところはたくさんあると思うし、こちらにもスピードのある選手だとか、パワー的に勝る選手もいる」

Q:小川選手のウイングバックは、浦和戦限定ですか。
「いや、…やっぱり2日間非公開にするといいですね(笑)。うん。なかなか、そうすればある程度予測がつかなくて、正確に情報が出ないのはいいなあ、と思いました。今後もそういう形になるのでよろしくお願いします(笑)。小川はマルチにできる、こなせる選手ですからね。スタミナもあるし、どこをやっても個人戦術は持っているし。ただ使われるポジションになったけど、本来はそういう選手。ポジションの制限というか、限定されたプレーを整理してやれていたと思います。でも今は本当にやってもらうというか、自分がやれると思う中で起用しているんだけども。よくやってくれていると思います。みんなそれぞれ、動かした中で」

Q:山形は2ndステージの状況が良いようですが。
「いいですね。非常にアグレッシブだし、ディエゴがけん引している感じですが、外国籍3選手が良いアクセントになっていますね。全体もハードワークしてくる。何とかつなげたいなと思いますね。勢いだけではないけど、ガンバに勝った、レッズに勝ったという中でのきっかけというか、次へもたらしたいですよね」

Q:浦和戦で負傷したグスタボ選手の状況はいかがですか。
「まあ、前十字靭帯を切って10分走れるというのはね。『走れ走れ』って言ったオレが本当に申し訳ないですよ。打撲だって本人も言って走らないからピッチ横から言ってたんですけど。ベンチからもみんな出てきてグスタボに檄飛ばして…。笑いごとじゃないんですよ。でもアイツが出なかったおかげで、走ってくれたおかげで数的優位を保てたわけで。それは…前十字靭帯もいってるわ、内側もいってるわ…。今季はもう、とてもじゃないけど無理ですね。青木を追いかけるようにして。まあでも、ほんとにアイツの10分の走りを活かそうっていうことを今日は練習前に言いました。60分で攣っている場合じゃないぞと。オレもそれを知ったのは昨日。何かやっぱりおかしくて、病院に行ったら。周りも何かおかしいなとは思っていたんです。試合帰りのバスに乗る時も足が上がっていないし、大丈夫か、と。残念ですね…」

reported by 今井雄一朗

★☆ 赤鯱新報のFacebookページでは、ご紹介しきれなかった写真を絶賛投稿中!「いいね!」を押してタイムラインでcheck!!

「山形戦ではグスタボの10分を活かそうと話をした」練習前の円陣では西野朗監督が、浦和戦で大ケガを負いながらも数的優位を保つ走りを見せたグスタボ選手への思いを吐露しました。※練習レポート・監督・選手コメントはこちらから!https://www3.targma.jp/akasyachi/category/report/workout/

Posted by 赤鯱新報 on 2015年7月27日

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ