赤鯱新報

【G大阪vs名古屋】プレビュー:大敗も戦力の不足もポジティブに捉え、徹底した戦いを。アウェイでの第1戦の狙いは『得点』というアドバンテージだ。

杉森考起

ギリギリの戦力の中、広島戦で見せた杉森考起の積極的なプレーには期待感を抱かずにはいられない。

■2015Jリーグヤマザキナビスコカップ 準々決勝第1戦
8月29日(土) G大阪 vs 名古屋(19:00KICK OFF/万博)
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大敗の直後、そして限られたわずかな選択肢。これは逆にいえば、勝負に徹することができるという意味では良い傾向なのかもしれない。2戦合計のスコアで勝ち上がりが決まるナビスコカップ準々決勝は、ホーム&アウェイの戦い方がより戦略的になる。これで名古屋は大阪での第1戦を、手堅く戦うという踏ん切りがつきやすくなったのではないか。

名古屋は日本代表で永井謙佑を、スロベニア代表でノヴァコヴィッチを欠く上に、負傷でレアンドロドミンゲスと小屋松知哉が不在。前線のスタッフが大幅に削られた状態で挑む戦いになる。2トップ1シャドーあるいは1トップ2シャドーを担う選手が4名もいなければ、選択肢と戦い方は自ずと限られてくる。現状で考えられるFWは川又堅碁と杉森考起のみ。2列目としては矢田旭、望月嶺臣、森勇人、田中輝希らがいるが、いずれもスクランブルといった印象は拭えない。現実を見れば川又の1トップに杉森と矢田の2シャドーが最も現実的に思えるが、矢田をここで起用すれば3列目の人選にも影響を及ぼすため、パズルはより複雑になっていく。

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