赤鯱新報

【クラブニュース】新クラブハウス増改築のための地鎮祭を開催。来年7月には完成予定で広さは現在の約2.5倍に!(完成予想図を追加)

本日11月4日の午前中に、名古屋のクラブハウス横の敷地で新クラブハウス増改築のための地鎮祭が執り行われた。本格的なクラブハウス工事の開始を告げる行事とあって、名古屋の久米一正社長はじめクラブスタッフ、トヨタ自動車の関係者、そして施工を担当する伊藤工務店の関係者が一堂に会した。

猿投神社の神職が祝詞を奏上する。その一節には「日本プロサッカーリーグ1部にて良い成績をとらんとす」というクラブの意気込みも含まれていた。

猿投神社の神職が祝詞を奏上する。その一節には「日本プロサッカーリーグ1部にて良い成績をとらんとす」というクラブの意気込みも含まれていた。

地鎮祭は万事つつがなく進み、猿投神社の神職による祝詞奏上の際には「日本プロサッカーリーグ1部にて良い成績をとらんとす」という一節が聞こえるなど、この新たな施設を前線基地として躍進につなげようという意思も垣間見れた。行事の最後には久米一正社長が代表してあいさつをし、「本日、この地鎮祭を無事に終えることができたのは、ひとえに猿投神社の神職さま、トヨタ自動車の皆様、そして伊藤工務店の皆様のご尽力の賜物です。2015年のシーズンはまだ続いていますが、2016年に向け新たなクラブハウスができることは嬉しい限りです」と満面の笑みで喜びを表した。

地鎮行事のひとつ、「苅初めの儀」をおこなった久米一正社長。

地鎮行事のひとつ、「苅初めの儀」をおこなった久米一正社長。

今回の増改築は現クラブハウスの横に新築棟を建設し、旧棟を改築したうえで双方が行き来できるよう設計されたもの。費用は概算で約5.5億円、延べ床面積は約2.5倍の広さになる計算だ。これにより手狭だったトレーニングルームの拡充や練習試合の相手チームが準備をする控室なども充実がされ、ホスピタリティも向上する。またクラブハウス機能としても、名古屋市内にある事務所からの部署の移転や育成組織の部署の移転などが検討されており、これまで分散していたフロント機能の集約も目玉の一つだ。さらにはサポーターの見学席もベンチシートの設置と日よけ、雨よけのための部屋の設置が予定されており、部屋には飲み物の自動販売機などの設置も検討されているとのこと。

玉串を捧げる久米一正社長に合わせ、二礼二拍手一礼する小倉隆史GM補佐。

玉串を捧げる久米一正社長に合わせ、二礼二拍手一礼する小倉隆史GM補佐。

この行事で久々にメディアの前に姿を現した小倉隆史GM補佐は質問に答え、「今のクラブハウスができた時から知っていますからね。老朽化した施設をベターにするということをしていただけるのはありがたいです。新しくなることで心機一転、選手のモチベーションとなって励みになると思う」とコメント。新監督報道に対する質問には「地鎮祭関係ないじゃないですか!(笑)」と笑顔でかわし、「全ては22日の最終戦の後に発表です」と締めた。

工期は来年7月ですべてが終了する予定。4月には新築棟とサポーター席の改修が終わり、そこから7月いっぱいで既存のクラブハウスの改築が終わる。

こちらが増改築終了後の完成予定図。かなり大規模なクラブハウスになることがわかる。サポーター席の改修も見逃せないポイント。

こちらが増改築終了後の完成予定図。かなり大規模なクラブハウスになることがわかる。サポーター席の改修も見逃せないポイント。(画像提供:名古屋グランパス)

reported by 今井雄一朗

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