赤鯱新報

【赤鯱短信】プロとしての勝負を続ける西村弘司の熱き想い。「引退して名古屋に残る選択肢もあった。でも、ここでやってきたことを証明したかった」

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西村弘司の契約満了が発表された。2008年、23歳の時に京都から加入した際はまだまだ伸びしろをたっぷり残した若手という印象だったが、気づけば8年の月日が流れ、男は31歳のベテランとなっていた。名古屋での出場記録はリーグ戦5試合、ナビスコカップ11試合、天皇杯4試合にACLが1試合の計21試合とわずかではあったが、その勤勉な練習態度と堅実なプレーで他の模範となり、明るい性格でムードメイカーとしても有能。加えて2013年からは選手会長を務めるなどピッチ内外で名古屋を支える不可欠の選手だった。

西村が名古屋を去る理由、それはプロとしての勝負をもう一度するためだったという。2015年のチーム解散式が行われた23日、慣れ親しんだクラブハウスを後にする西村が、その思いの丈を語ってくれた。
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名古屋は23歳からですからね。8年目。名古屋に来た時は新婚ホヤホヤで、私生活でもいろいろな経験をした8年間でした。移籍して、新婚で、その後に子どこができて、2人目もできて。しかもこんなに素晴らしい環境でやらせてもらった。あっという間ですけど、寂しいですね、離れるとなると。

この世界はそういうものですけどね。チームの解散式でも言っていたのは、これは別れであって、別れじゃないってこと。本当に「またね」っていう感じでサヨナラじゃない。またどこかで会えるのがこの世界のいいところなんです。

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